Saul Osasuna Atletico Madrid LaLiga 2022-23Getty Images

CL権獲得が今季唯一の目標となったアトレティコ、サウールの2年ぶりゴールでオサスナを撃破!

29日のラ・リーガ第19節、アトレティコ・マドリーは敵地エル・サダールでのオサスナ戦を1-0で制した。

ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準々決勝でレアル・マドリーに敗れたアトレティコと、セビージャに勝利してベスト4入りを果たしたオサスナの好対照な両チームの対戦。アトレティコはラ・リーガでは首位バルセロナと勝ち点16差をつけられており、今季無冠がほぼ確定している状況で、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すことになる。

シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、ヒメネス、エルモーソ、ヘイニウド、MFデ・ポール、コケ、パブロ・バリオス、レマル、FWグリーズマン、アンヘル・コレアをスタメンとして、4-2-2システムを採用。前半の立ち上がり、アトレティコはアブデ&マヌ・サンチェスがプレーするオサスナの左サイドからの攻撃に苦戦するが、時間が経つに連れて徐々に主導権を握り攻勢を見せる。しかしヒメネス、グリーズマンは迎えたチャンスを決め切れず、スコアレスのまま前半を終える。

シメオネ監督はハーフタイムにレマルとの交代でカラスコを投入。さらに65分にはP・バリオス、A・コレアも下げてサウール、モラタも入れた。後半、オサスナと打ち合いを演じ、オブラクのファインセーブもあって0-0を保っていたアトレティコが先制点を決めたのは、74分のことだった。ゴールを決めたのは、サウールだ。

アトレティコのカンテラーノは、デ・ポールのロングボールからサウールが最終ラインを突破。ペナルティーアーク付近でボールを胸トラップしてそのままエリア内に入り込み、右足のシュートでGKアイトール・フェルナンデスを破った。今季チェルシーから復帰を果たしたサウールにとって、アトレティコでゴールを決めたのは2021年1月31日以来、約2年ぶり。

終盤は攻守がより激しく入れ替わり、アトレティコが追加点を奪うこともオサスナが同点に追いつくことも十分あり得る展開。しかし結局ゴールは生まれず、シメオネ監督率いるチームがリードを守り切る形で勝利。ラ・リーガ連勝を果たしている。

アトレティコは勝ち点を34として現在4位に位置。3位レアル・ソシエダには勝ち点4差、5位ビジャレアル、6位ベティスとは勝ち点3差となっており、今後も接戦が予想される(3チームは第19節未消化)。

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