SimeoneGetty Images

アトレティコ、ラ・リーガ逆転優勝にアディオス!93分の失点でラス・パルマスに敗戦…首位バルセロナとの勝ち点差は10に

19日のラ・リーガ第32節、アトレティコ・マドリーは敵地エスタディオ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦を0-1で落とした。

アトレティコは残り7節で獲得できる勝ち点21の内、首位に立つバルセロナが8ポイント、2位レアル・マドリーが4ポイントを落とし、自分たちが全勝をすれば逆転優勝を成し遂げられる。

そのかすかな望みに懸けるシメオネ監督は、ラ・リーガここ15試合でわずか1得点と不調を引きずるグリーズマンをベンチスタートとして、スーパーサブであるスルロットをフリアン・アルバレスとともに2トップで起用。そのほかのポジションではGKオブラク、DFジョレンテ、ヒメネス、ル・ノルマン、ガラン、MFジュリアーノ、バリオス、コケ、ギャラガーを先発させた。

前半、アトレティコは序盤にラス・パルマスの攻撃を許すものの、決定的なチャンスは許さず。次第に主導権を握り返すと、自分たちの方がよりゴールに近づいたが、決め切ることができない。37分、ジュリアーノのグラウンダーのクロスからアルバレスが右足でシュートを放つも、これは眼前のGKホルカシュがセーブ。その3分後にはジュリアーノのクロスから、今度はスルロットがヘディングシュートを打つが、こちらもクロアチア人GKに弾かれている。

スコアレスのまま迎えた後半、アトレティコは再びラス・パルマスの攻勢を受けるように。シメオネ監督はDFラインを上げるよう何度も指示したほか、交代カードも切っていく。59分にコケ、ギャラガーを下げてデ・ポール、リケルメを入れ、また64分にはガラン、フリアン・アルバレスをアスピリクエタ、グリーズマンと代えた。

交代カードを切った後にボールを保持できるようになったアトレティコだが、スルロット、グリーズマンのヘディングシュートが枠外へ飛ぶなど、まだゴールに届かない。シメオネ監督は75分にスルロットを下げ、退場&審判侮辱で4試合の出場停止処分を科されていたアンヘル・コレアをピッチに立たせた。

しかし、終盤に入ってもアトレティコの攻めはゴールにつながらず。ジュリアーノが一人気を吐いて、積極的ミドルを放つなどしたが、全体的な攻撃は低調だった。そして93分、ラス・パルマスにロングボールを蹴られると、ペナルティーエリア内の混戦からハビ・ムニョスのゴールを許して失点。0-1で試合終了のホイッスルを迎えることになった。

3位アトレティコは同日にセルタを下した首位バルセロナに勝ち点10差をつけられ、翌日にアスレティック・ビルバオ戦を控える2位レアル・マドリーには6ポイント差とされる可能性がある。奇跡の逆転優勝の可能性は、もうほとんどあり得なくなってしまった。

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