18日のラ・リーガ第20節、アトレティコ・マドリーは敵地ブタルケでのレガネス戦を0-1で落とした。
前節オサスナ戦を1-0で制してラ・リーガ“冬の王者”となり、ミッドウィークにはエルチェを4-0で下して連勝記録を15まで伸ばしたアトレティコ。このレガネスとのダービーにも勝利して、勢いを継続したいところだ。
シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、ル・ノルマン、ラングレ、ガラン、MFジュリアーノ、デ・ポール、バリオス、ギャラガー、FWグリーズマン、フリアン・アルバレスを先発で起用している。
前半、ボールを保持してレガネス陣地で試合を進めるアトレティコは、ジュリアーノの迫力ある縦への突破からチャンスを迎えていくが、物にすることができない。11分、ジュリアーノの折り返しがDFに当たり、そのこぼれ球を拾ったアルバレスが右足でシュートを放つも、これはバーに直撃。また26分には、再び右サイドを破ったジュリアーノのクロスにグリーズマンが滑り込みながら合わせたものの、ボールは右ポストに当たった。
点を奪えないまま試合を折り返したアトレティコは、49分に失点。CKからナスタティッチにヘディングシュートでネットを揺らされた。
ハーフタイムにギャラガーをサムエウ・リーノに代えていたシメオネ監督は、ビハインドを負った後にバリオス、モリーナ、ジュリアーノを下げてコケ、ジョレンテ、コレアを投入。だが、より守備にプライオリティーを置いたレガネスを相手に、なかなかチャンスをつくることがでいない。スルロットを負傷で欠くシメオネ監督は79分、ハビ・ガランとの交代でBチームの20歳FWアドリアン・ニーニョをピッチに立たせて、アタッカーの数を増やしている。
その後も攻めあぐねたアトレティコだったが89分、グリーズマンのクロスがセルヒオ・ゴンサレスのハンドを誘発してPKを獲得。しかしグリーズマン自身がキッカーを務め、放ったシュートは枠の右に外れてしまった。結局、アトレティコは同点にも追いつけないまま試合終了のホイッスルを迎え、クラブ最多連勝記録は15でストップ(勝利を逃したのは、0-1で敗れた昨年10月27日のラ・リーガ第11節ベティス戦以来)。ラ・リーガ連勝記録も8勝で終わり、シメオネ監督は2013-14シーズンに自ら達成した歴代記録にあと1勝届かなかった。レガネスは第17節で対戦して1-0で下したバルセロナに続いて、ラ・リーガ三強の一角を相手に“ジャイアント・キリング”を果たしている。
アトレティコは勝ち点を44から伸ばせず、勝ち点1差の2位レアル・マドリードは首位浮上のチャンスを手にしている。




