13日のラ・リーガ第4節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのビジャレアル戦に2-0で勝利した。MFコケ(33)は試合後、今季初勝利への満足感を表している。
ラ・リーガ第3節までを2分け1敗で終えていたアトレティコ。シメオネ監督はこのビジャレアル戦、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦も見据えてコケを今季初先発させたが、キャプテンは見事その期待に応えた。
中盤の底に位置したコケは、的確なポジショニングと周囲への指示によって攻守のバランスを司った。コケの存在によってプレーの安定性を手にしたアトレティコは、前半にMFパブロ・バリオス、後半に新加入MFニコ・ゴンサレスがゴールを決めて、ついに今季初白星を手にしている。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』の試合後インタビューに応じたコケは、ようやく手にした勝ち点3に喜びを表している。
「今日は勝ち点3を獲得することが大切だった。最初につまずいてしまったからね」
「ああ、今日は決定的なプレーを外すことがなかった。ただ、別にこれまでのチームだって、目も当てられないほどひどかったわけじゃない。言ってしまえば、過去の僕たちがそんなに悪かったわけでも、今日の僕たちがそこまで良いわけでもないと思う。地に足をつけて進んでいかないと」
今季、1億6500万ユーロを投じて8選手を獲得するなど、世代交代を進めているアトレティコ。その中でコケの役割は変わり、絶対的レギュラーからベンチ要員となりつつある。
だがアトレティコのワン・クラブ・マンおよび歴代最多出場選手は、どのような役割でもチームに貢献する意気込みを示している。
「シメオネにはいつも言っているんだ。『自分はチームの力になるためにここにいるんだ』って。レギュラーでも1分の出場でもかまうもんか。どんな条件であっても、全力を尽くす心構えが僕にはある」
「たとえプレーしなくたって、何も問題はないさ。代わりにプレーする選手が全力を尽くしてくれればね」




