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アトレティコ主将コケ、シメオネになる「逆転優勝の可能性は残されているか?(次戦)バジャドリーだ」

6日のラ・リーガ第30節、アトレティコ・マドリーは敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦を2-1で制した。主将MFコケは試合後、勝ち点3獲得への満足感を表している。

この1カ月でチャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイで敗退したアトレティコが、ラ・リーガ逆転優勝の望みをつないだ。

開始7分にMFルシアン・アグメの先制点を許したシメオネ監督のチームだが、25分にFWフリアン・アルバレスのPKで同点に追いつく。そして終了間際の後半アディショナルタイム93分、パブロ・バリオスがグラウンダーのミドルシュートを突き刺し、劇的に勝ち点3を獲得。前日にバレンシアに敗れた2位レアル・マドリーとの勝ち点差を「3」、ベティスと引き分けたバルセロナとの差を「7」まで縮めている。

この試合で、アトレティコの勝利の鍵を握った一人がコケだ。2月から負傷で離脱していたアトレティコのワン・クラブ・マンは、後半途中からピッチに立って実戦復帰を果たすと、中盤の底からパス回しの中心となりゲームをコントロール。アトレティコが逆転勝利を果たすためのベースをつくった。

そんなアトレティコ主将は試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューで、次のような感想を述べた。

「本当に、大切過ぎる勝利だ。セビージャは良い時期にないが、彼らのスタジアムでプレーするのはいつだって難しい。チームは力を振り絞って、スコアをひっくり返したんだよ。僕たちは勝利に値した」

コケはその一方で、下部組織出身の後輩バリオスが、ラ・リーガ69試合目にして初ゴールを決めたことを喜んでいる。

「パブロには『もうゴールを決めるときだろ?』って言っていたんだ。いや……冗談なんだけどね(笑)。彼は素晴らしいシーズンを過ごしている。チームにも彼にも喜びを感じているよ」

そしてラ・リーガ逆転優勝の可能性を問われたコケは、“パルティード・ア・パルティード(一試合ずつ戦う)”という一戦必勝の哲学を貫くシメオネ監督のように、次戦の対戦相手の名前だけを口にしている。

「バジャドリーだ」

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