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アトレティコ、ダービーに続きフランクフルト戦でも5発大勝!堂安律はチームが圧倒される状況で存在感見せられず

30日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節、アトレティコ・マドリー対フランクフルトは5-1でアトレティコの大勝に終わった。フランクフルトの日本代表FW堂安律は先発出場を果たし、74分にピッチから下がっている。

週末にレアル・マドリーとのダービーに5-2で大勝したアトレティコと、今季ブンデスリーガ第5節を終えて4位に位置と良いスタートを切ったフランクフルトの対戦。堂安は4-2-3-1の右サイドハーフを務めている。

前半、ダービー大勝で勢いに乗るアトレティコが圧倒的にゲームを支配。ボールを保持して攻撃を仕掛け、フランクフルトの反撃を受けても堅守で一切チャンスを許さず、速攻からさらにゴールに近づいていった。

アトレティコが先制点を決めたのは、試合開始から4分後のこと。左サイド、ラスパドーリのクロスが逆サイドに流れると、これを拾ったジュリアーノがグラウンダーのクロス。フリアン・アルバレスが蹴り損ねたボールを、ファーのラスパドーリが押し込んだ(アトレティコ加入後初ゴール)。

その後もフランクフルトゴールに迫るアトレティコは、33分に加点。フリアン・アルバレスのCKをニアサイドのグリーズマンが右足で後方にそらすと、GKが弾き損ねたボールをル・ノルマンが押し込んだ。そして前半アディショナルタイムには、グリーズマンもル・ノルマンと同様、ダービーに引き続きゴールを記録。フリアン・アルバレスがドリブルでペナルティーエリア内左に侵入し、折り返したクロスを左足で押し込んだ。アトレティコ歴代最多得点者のグリーズマンは、これが同クラブでの通算200得点目。背番号7は、自ら200という背番号がプリントされたユニフォームを広げて、観客に披露している。

後半、アトレティコがフランクフルトの攻撃を受け止めながら、速攻から追加点を狙う。すると57分、フランクフルトがアトレティコの守備に穴を空けることに成功。浮き球からクナウフが左サイドを突破し、折り返されたボールをブルクハルトが押し込んでいる。

だが、その後もアトレティコは猛威を振い続けた。67分、フリアン・アルバレスのお膳立てからグリーズマンが決めたゴールは、フランス人FWのハンドが取られて取り消しに。しかし直後の70分、J・アルバレスの右CKからニアに飛び込んだジュリアーノがヘディングシュートを決め切り、リードを再び3点に広げた。

フランクフルトは74分に堂安を交代でピッチから下げる。日本代表FWは対面するアトレティコの左サイドバック、ルジェーリにほとんど自由にプレーさせてもらえず、存在感をほとんど発揮できなかった。

そうして79分、アトレティコが5点目を記録する。ドリブルでペナルティーエリア内に侵入したグリーズマンが、アメンダのハンドを誘発。キッカーのフリアン・アルバレスが、冷静なシュートを決め切っている。大歓喜のメトロポリターノで、試合は終了のホイッスル。アトレティコはこれまでの不調(7試合2勝)が嘘かのようにダービーに続く大勝を果たし、今季CL初白星を手にした。フランクフルトはCLで、ガラタサライ戦(5-1)に続く勝利を逃している。

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