6日に行われたコパ・デル・レイのベスト32、ラージョ・マハダオンダ対アトレティコ・マドリーは、5-0でアトレティコの勝利に終わった。
現在スペイン3部リーグに所属するR・マハダオンダは、アトレティコの練習場があるマハダオンダのクラブで、その練習場にあるスタジアム、セロ・デル・エスピーノ(収容人数3800人)をホームとするアトレティコと関係が深いクラブ。そのためにこの試合はさらなる集客数を獲得するため、アトレティコ本拠地ワンダ・メトロポリターノで開催されている。
シメオネ監督はGKオブラク、DFマルコス・ジョレンテ、フェリペ、ヒメネス、ロディ、MFカラスコ、デ・ポール、コンドグビア、レマル、FWルイス・スアレス、クーニャをスタメンで起用。4-4-2のシステムで、R・マハダオンダをハイプレスで追い込み、次々にゴールを奪っていった。
アトレティコが先制点を決めたのは17分のこと。カディスのゴール前、カラスコのハイプレスがカサードのパスミスを誘発して、ボールを拾ったクーニャが枠内に押し込んだ。ブラジル人FWは今季4ゴール目。
その後もマハダオンダをハイプレスで追い詰めるアトレティコは、26分に追加点を獲得。前線で今度はクーニャがボール奪取して、カラスコ、レマルと右から左へつないでいき、エリア内左でスルーパスを受けたロディが左足のシュートでネットを揺らした。さらに41分にじゃ、右サイドを突破したマルコス・ジョレンテの折り返しにL・スアレスが右足で合わせ、11月7日以来となるゴールを記録。3点差で前半を折り返した。
ハーフタイム、シメオネ監督はM・ジョレンテ、クーニャ、ヒメネスとの交代でコケ、アンヘル・コレア、ヴルサリコを投入。また55分にはL・スアレスとレマルも下げてグリーズマン、ジョアン・フェリックスもピッチに立たせた。
交代して入る選手も主力級と層の厚さを見せつけるアトレティコは67分、A・コレアのスルーパスから最終ラインをスルッと抜け出したグリーズマンが、左足のシュートでチーム4点目を決める。しかし、その10分後、グリーズマンはハムストリングを痛めたようでプレー続行不可能となり、涙を流し、顔を覆いながらロッカールームへ続くトンネルに向かった。フランス人FWが来週ミッドウィークから開催されるスペイン・スーパーカップに参加することは、極めて難しくなっている。
交代枠をすべて使っていたために10人での戦いを強いられたアトレティコだが、79分にはJ・フェリックスもゴール。ロディのスルーパスから左サイドを突破したポルトガル人FWは、そのままエリア内に切れ込んで、冷静に右足のシュートを突き刺した。リードを5点としたアトレティコはマハダオンダのゴールを最後まで許さず、試合終了のホイッスルを迎えている。




