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ビルバオDFジェライ、アンチ・ドーピング規則違反で10カ月の出場停止処分に「パートナーの脱毛予防剤を誤って服用した」

UEFAは8日、アンチ・ドーピング規則違反によってアトレティック・クルブDFジェライ・アルバレスに10カ月の出場停止処分を科した。

今年5月1日、ヨーロッパリーグの試合後にドーピング検査を受け、禁止物質であるカンレノンを摂取していたことが確認されたジェライ。6月2日から自主的な形での出場停止を受け入れ、ピッチから遠ざかっていた。

その後UEFAはジェライの規律手続きを開始し、8月19日の会議で同選手の処分を決定。ジェライがパートナーの脱毛予防剤を誤って服用したこと、つまり故意ではなかったことを認めて、10カ月の出場停止処分を科している。

アトレティックはUEFAの決定について、次のように伝えた。

「UEFAの規律委員会はジェライ・アルバレスに10カ月間の出場停止処分処分を科しました」

「UEFAは決定の中で、選手に故意性はなかったことを認めました。禁止物質の摂取は、選手の意思によるものではなく、パートナーが使用していた脱毛予防薬を誤って服用したことによるものであると認定しています」

「しかしながら規定上、選手は自らの行為に責任を負わなくてはならず、その薬剤が使用可能かどうかを事前に確認すべきであったことをUEFAは改めて指摘しています」

なおアンチ・ドーピング規則違反は、故意であった場合には4年間、軽減要素があった場合にも2年間の出場停止処分が科される。ジェライは2016年に精巣がんを患ったが、今回の件との直接的な関係性はないとみられている。

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