アタランタに所属するシャルレ・デ・ケーテラーレとアデモラ・ルックマンについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のポッドキャスト番組でイタリア人ジャーナリストらが見解を示した。
イタリア紙の番組では、「アタランタ、デ・ケーテラーレはなぜ結果を残せなくなった?」との見出しでアタランタの攻撃陣について特集。「昨シーズンの主役の立場から今シーズンは“亡霊”になった」とし、サムエレ・マンダロ記者とニコラス・カリーリャ記者が分析した。
マンダロ記者は「アタランタは、デ・ケーテラーレがいても、ルックマンがいなければ成績があまり良くない。ルックマンがいると大きな違いを作り出す」と指摘。「デ・ケーテラーレは直近の試合において決定力を示せていないのではないか」と疑問を提起し、その背景を尋ねた。するとカリーリャ記者が続けた。
「ルックマンと比較すると、決定力に劣る。ルックマンは、ヨーロッパリーグでシーズン中に無敗だった相手(レヴァークーゼン)からハットトリックを達成している。デ・ケーテラーレが足りないと言うよりは、ルックマンの不在の影響だろう。デ・ケーテラーレは1年半の間にゴールやアシストを量産してきた選手だ」
カリーリャ記者は、デ・ケーテラーレの比較対象となるルックマンがヨーロッパ最高レベルのパフォーマンスを見せているために、ベルギー代表FWに関して物足りなさを感じるとの見方を示している。
「ルックマンは90分間のプレーにおいて、(モハメド)サラーや(アーリング)ハーランド、(ハリー)ケインや(キリアン)エンバペのようなスタッツを残している。だからルックマンは決定力があるが、デ・ケーテラーレは違う。これはデ・ケーテラーレの問題ではなく、もう1人の選手(ルックマン)がこの1年間、ヨーロッパで絶対的な最強クラスのパフォーマンスを見せているからそう見えるなんだ」




