アジア競技大会男子サッカー競技では7日、決勝戦のU-24韓国代表vsU-22日本代表が行われた。
13年ぶりの金メダルを目指す日本と、3連覇を目指す韓国による一戦。前回の2018年大会と同様のカードとなった決勝に向け、22歳以下のみで望んでいる日本は松村優太や西川潤、松岡大起ら、24歳以下の選手にOA枠3名をフル活用している韓国はイ・ガンインやチョン・ウヨン、ペク・スンホらを先発起用した。
緊張感に包まれた試合は2分にいきなり動く。左サイドでボールを持った佐藤恵允がドリブルでボックス内まで侵攻して中央に折り返し。混戦が起きたところで中央の重見柾斗が拾ってボックス右へ。内野航太郎が右足で蹴り込んで日本が先制する。
しかしそこから押し込まれる時間が続いた27分、ボックス手前右でボールを持ったファン・ジェウォンにクロスを許す。ボックス内で飛び上がったチョン・ウヨンに頭で同点弾を沈められた。
1-1で迎えた後半、引き続き主導権を握る韓国に対して日本は4-4-2のブロックを敷きながら反撃の機会をうかがう。56分、中央でファン・ジェウォンのドリブルを許したところからボールはボックス内のチョン・ウヨンへ。決死のブロックでここではシュートを許さなかったもののこぼれ球に反応したチョ・ヨンウクにネットを揺らされる。
逆転された日本は選手を入れ替えながら攻勢を強めるもののなかなかシュートまでは持ち込めず。結局、再び追いつくことはないまま試合が終了した。
この結果、日本は2大会連続の銀メダルでアジア競技大会を終了。韓国が3連覇を成し遂げている。
■試合結果
U-24韓国代表 2-1 U-22日本代表
■得点者
韓国:チョン・ウヨン(27分)、チョ・ヨンウク(56分)
日本:内野航太郎(2分)
