GFX Jamie Carragher Bukayo Saka Mikel ArtetaGetty/GOAL

アーセナル優勝のために必要なのは「FWが2人。それはケガ人の控えではなく…」キャラガーが指摘

リヴァプールOBジェイミー・キャラガー氏は、アーセナルの優勝争いについて持論を展開した。

過去2シーズンは激しい優勝争いを牽引しながらも、2位に終わったアーセナル。今季こそ2003-04シーズン以来のプレミアリーグ制覇を狙う中、18試合を消化した時点で勝ち点36の2位、首位リヴァプール(1試合未消化)とは6ポイント差と、上々の前半戦を過ごしている。

しかし先日、ブカヨ・サカがハムストリングを負傷。今季もリーグ戦16試合で5ゴール10アシストと絶対的な存在感を放っていた23歳だが、すでに手術を受けており、長期離脱を強いられることが予想されている。エースの長期離脱が決定的となったことで、アーセナルはすでに1月の移籍市場で補強に動く可能性も伝えられていた。

そうした中、現在解説者として活躍するキャラガー氏が『テレグラフ』のコラム内で持論を展開。攻撃面での課題を指摘している。

「今シーズンの優勝を逃すかどうかに関わらず、アーセナルは2025年に一新する必要があるだろう。リヴァプールやチェルシーと比較すると、アタッカーのオプションが足りていない」

「(リヴァプールの指揮官)アルネ・スロットは、(全員がフィットしていれば)5人の選択肢から選ぶことができるし、その全員が異なるタイプだ。一方でミケル・アルテタ監督は、同じ選手に依存しすぎている。特にブカヨ・サカに対してはそれが顕著だ。どのチームでも彼レベルの選手を欠いてしまえば難しいが、サカの負傷の対する反応は、あまりにも彼に重大な責任を負わせていることを示している」

「アルテタには、少なくともあと2人はアタッカーが必要だ。ケガ人の控えについて話しているのではない。相手チームの監督が予想できないような、スターティングメンバーを争える選手のことを言っているのだ」

「ここ数回の移籍市場で、アーセナルはDFを優先してきた。今季のテーマは、あまりにもそちらにバランスが傾きすぎているかどうかだと思う。アーセナルがより進化するために、攻撃面で何かを欠いているというのは妥当な議論だ。成長するための次の段階として、今も保っている守備の安定感を維持しながら、ゴール数を増やすことだろう」

今季プレミアリーグでの最少失点(16)を誇っているものの、得点数は「35」。首位リヴァプール(40)や3位チェルシー(38)よりも少なくなっているアーセナル。キャラガー氏は、攻撃面での改善のために選手を加える必要があると指摘している。

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