アーセナルのミケル・アルテタ監督は、1月の移籍市場について言及した。
今季もプレミアリーグ優勝候補の一角として、首位リヴァプールと6ポイント差の2位につけるアーセナル。しかし、リーグ戦16試合で5ゴール10アシストと絶対的な存在感を放っていたブカヨ・サカが長期離脱を強いられることに。また、台頭していた17歳MFイーサン・ヌワネリもケガを抱え、レンタルで加入したラヒーム・スターリングはコンディションが整っていないなど、アタッカーの選手層に不安を抱えている。
さらに7日に行われたリーグカップ準決勝では、23本のシュートを記録しながらも0-2でニューカッスルに敗れている。こうした状況から前線の補強の必要性が指摘されているが、アルテタ監督は1月の移籍市場について言及した。
アーセナルはアルテタ監督が就任してから11回の移籍市場を経験しているが、攻撃的な選手の補強は6人である一方で、守備的な選手を17人獲得している。記者から「これが不均衡を生んだのか?」と問われると、指揮官は以下のように答えた。
「特定のスカッドに限界があり、望むチームになるために埋めるべきギャップがたくさんあることも認識している。そのうえで、望んだ時にそうした選手たちを獲得できるかどうかも考慮しなければならない」
「時にはそれが不可能なこともあるし、選手獲得がまったく役に立たないことだってある。パフォーマンスに即座に影響を与え、我々にはないものをもたらしてくれる選手が必要だ。この市場では、それを達成するのは非常に難しい」
「前線のポジションだが、他のクラブと支出を比べると、様々な理由から大きく離れているのは確かだ。まず第一に素晴らしい選手たちをすでに抱えていることがあるし、その期間中にチーム内で達成すべき多くの要件もあったからね」
アーセナルは13日にFAカップでマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、16日にはトッテナムとのノースロンドンダービーに挑む。


