アーセナルは、16日に予定されていたプレミアリーグ第22節トッテナム戦が延期となったことを発表した。
現在離脱者が続出するアーセナル。トーマス・パルティ、モハメド・エルネニー、ニコラ・ペペ、ピエール=エメリク・オーバメヤンがアフリカ・ネーションズカップでチームを離れており、さらに冨安健洋ら複数選手が負傷離脱中。また、13日のリーグカップ準決勝リヴァプール戦(0-0)でグラニト・ジャカが一発退場となり、セドリック・ソアレスとブカヨ・サカもケガを負った。マルティン・ウーデゴールらは新型コロナウイルス陽性反応を示していると見られ、トップチームの大半の選手が不在となっている。『The Athletic』によると、アーセナルは現在起用できる選手が12名のみだったようだ。
これを受けアーセナルは、プレミアリーグへトッテナム戦の延期を要請。そしてプレミアリーグ理事会の会合の結果、トッテナム戦の延期が決定している。アーセナルはクラブ公式HPで、「残念ながら日曜日のノース・ロンドン・ダービーは延期になった」と声明を発表した。
「この試合が世界中のファンにとってどれほど重要か理解している。だが、新型コロナウイルス、負傷、アフリカ・ネーションズカップによって多数の選手が起用できないため、プレミアリーグはこの試合の延期を決定した。ファンへ迷惑をかけたことを謝罪する」
一方でトッテナムは、公式HPで「この申請が承認されたことに非常に驚いている」とし、「このガイダンスの本来の意図はコロナウイルスによって直接影響を受けた選手の出場に対処すること。その結果、選手層が薄くなり、チームを組めなくなるというものだった」と怒りの声明を発表している。
「コロナウイルスとは無関係の選手に対処する意図はなかったはずだ。我々は今、このルールの意図しない結果を目の当たりにしているかもしれない。明確で一貫性のあるルールが適用されるべきだ。ファンにとっても、受け入れがたいほど短い間に計画が中断された」




