現地時間1日、イングランド・プレミアリーグは第30節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにフラムを迎えた。
ハヴァーツ、ジェズス、そして冨安が長期離脱を強いられているアーセナルは、この代表ウィークでカラフィオーリも負傷。しかし一方で、サカがようやくベンチ入りメンバーに復帰している。
立ち上がりからホームのアーセナルが押し込む展開となるが、13分にアクシデントが発生。カウンターを受けて戻ったガブリエウが相手との接触もなく足を痛めてプレー続行不可となり、キヴィオルとの負傷交代を余儀なくされた。
さらに29分には、シュートブロックの際にティンバーが足を痛めて一旦ピッチの外へ。しかし、こちらは打撲のようで、しばらくしてプレーに復帰している。
すると37分、そのティンバーがDFラインの裏に出したパスをペナルティーエリア右のヌワネリがダイレクトで折り返すと、ゴール前で受けたメリーノがDF3人に囲まれながらも右足をコンパクトに振り抜く。これがクエンカに当たってゴール左へと決まり、アーセナルが均衡を破った。
1点をリードして試合を折り返したアーセナルに対し、追いかけるフラムは反撃に出たいものの、引いて守ってカウンターをベースとしていたため、なかなか自分たちでボールを保持して前進することができない。
逆にアーセナルが高い位置でボールを奪い、ショートカウンターで追加点を狙う。55分、ウーデゴールとのワンツーでエリア内右を抜けたティンバーが角度のない位置からシュートを狙うも、これはGKレノがコースを消してブロックした。
フラムのチャンスは64分、トラオレがキヴィオルからボールを奪い、エリア内左から左足でシュート。ゴール前ではラウール・ヒメネスがフリーで待っていたが、シュートはゴール右へと外れた。
66分に場内が沸く。ヌワネリとの交代でサカが復帰を果たし、ホームのサポーターから大きな拍手が送られた。
すると73分、カウンターからマルティネッリがドリブルで運び、左に展開。ペナルティーエリア左からメリーノがダイレクトで折り返すと、ニアサイドのマルティネッリが右足ヒールでファーサイドに流す。これをファーポストでフリーとなっていたサカが頭で押し込み、アーセナルが大きな追加点を挙げた。
サカの復帰弾で祝福包まれるエミレーツだったが、78分にティンバーが前半と同じ箇所を痛め、トロサールとの交代を余儀なくされた。
意地を見せたいフラムも反撃に出るが、イウォビの左クロスをゴール前でフリーとなっていたムニスが頭で合わせるもゴール右へと外してしまう。
89分にはウーデゴールのパスに抜け出したマルティネッリがネットを揺らすが、オフサイドによりノーゴールに。するとアディショナルタイム、カウンターからセセニョンが抜け出し、折り返しをムニスが決めてフラムが1点を返す。
それでも追いつくには一歩及ばず、逃げ切ったアーセナルがリーグ2連勝を飾った。
■試合結果
アーセナル 2-1 フラム
■得点者
アーセナル：メリーノ（37分）、サカ（73分）
フラム：ムニス（90+4分）