現地時間30日、イングランド・プレミアリーグは第19節が行われ、アーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにアストン・ヴィラを迎えた。
勝点42で首位のアーセナルと、勝点39で3位につけるアストン・ヴィラ。さらにはマンチェスター・シティが勝点40で2位に迫っており、悲願の優勝を狙うアーセナルにとっては公式戦11連勝中のアストン・ヴィラを破って首位のまま新年を迎えたいところ。
今月頭に行われた第15節でアストン・ヴィラに敵地で敗れていることもあり、リベンジマッチの意味合いもある一戦だが、前半は勢いのあるアストンヴィラがカウンター気味にアーセナルゴールを脅かす展開に。
13分、高い位置でコンサがボールを奪い、ラストパスをエリア内左で受けたワトキンスがダイレクトで狙うも、これはゴール左へとわずかに外れた。
その後もカウンターからからスピードのあるワトキンスがアーセナルの脅威となるが、アーセナルもトロサールの左クロスにギョケレシュが飛び込むなどチャンスを作ったものの、互いに譲らず拮抗した展開のまま試合を折り返した。
後半、アストン・ヴィラは負傷によりオナナが下がり、マッギンを投入。すると開始早々に試合が動く。
48分、サカの右CKをゴール前でGKエミリアーノ・マルティネスに競り勝ったガブリエウが押し込み、アーセナルが先制する。アストン・ヴィラはファールをアピールしたが、ゴールは認められた。
さらに52分、中盤でボールを奪ったウーデゴールからのスルーパスに抜け出したスビメンディがゴール右へと沈め、アーセナルがあっさりと追加点を挙げた。
アーセナルの勢いは止まらず、69分にはペナルティーエリア手前で左クロスのこぼれ球を拾ったトロサールがゴール右へと流し込み、3-0とリードを広げた。
余裕の生まれたアーセナルは73分にメリーノを下げてノアゴールを投入すると、78分には足を痛めたガブリエウとギョケレシュを下げてジェズスとルイス=スケリーを投入。するとその直後、自陣から繋いで左サイドをオーバーラップしたトロサールが中央のジェズスに預けると、右足でゴール右へと流し込み、アーセナルが試合を決定づける4点目を奪った。
こうなると苦しいアストン・ヴィラ。反撃の糸口がつかめず、前半から枠内シュートは0本のまま。8分と長めに取られたアディショナルタイムにマレンの突破からワトキンスが決めてようやく1点を返したが、反撃もそこまで。上位対決を制したアーセナルが、首位で2026年を迎えることとなった。
■試合結果
アーセナル 4-1 アストン・ヴィラ
■得点者
アーセナル:ガブリエウ(48分)、スビメンディ(52分)、トロサール(69分)、ジェズス(78分)
アストン・ヴィラ:ワトキンス(90+4分)
