アーセナルの15歳FWチド・オビ＝マルティンは、U-16リヴァプールとの試合で10ゴールを叩き込んでいる。イギリス『スカイスポーツ』が伝えた。
先日行われたU-16アーセナルとU-16リヴァプールの一戦は、14-3と大差でアーセナルが勝利を飾った。この試合に先発していたオビ＝マルティンは、右足で8点、頭で1点、PKで1点と驚異的なパフォーマンスを披露。1人で10ゴールを叩き出し、現地で大きな注目を集めている。
そんな15歳のオビ＝マルティンだが、すでに飛び級で参加するU-18チームのレギュラーであり、今季UEFAユースリーグにもデビュー。またU-21チームとしてプレミアリーグ2でプレーしており、サウサンプトン戦ではハットトリックも達成。さらに、ミケル・アルテタ監督率いるトップチームの練習にも度々参加している。また、U-17デンマーク代表でも9試合で7ゴールと重要な存在になっている逸材だ。
アーセナルのレジェンドであるイアン・ライト氏は以前、『ミラー』に対して「チド・オビ＝マルティン、まだ15歳だ。でも190cmくらいに見えるし、素晴らしいスピードがあるね」と評価していた。
そしてU-17デンマーク代表のイェスパー・ミケルセン監督は、『Bold』で「チドはとても16歳になるようには見えないね。まず、選手として非常に有利な体格を持っている。大きくて強いが、アジリティもあるんだ。自分からチャレンジしてドリブルしていくのも得意だよ」とし、アタッカーとして非常に高いポテンシャルを秘めていることを語っていた。
コペンハーゲンの育成組織からアーセナルへ加入し、驚異的なポテンシャルを見せるオビ＝マルティン。『The Athletic』によると、2024-25シーズンからスタートする奨学金契約を結んでおり、アーセナルでの将来は安泰のようだ。今後の飛躍に大きな期待がかかっている。