レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、MFオーレリアン・チュアメニをセンターバックとして起用することを極力避ける考えだ。
DFエデル・ミリトンに続いてDFダビド・アラバも前十字靭帯を断裂し、センターバックを本職とする選手がDFアントニオ・リュディガー、DFナチョ・フェルナンデスのみとなっているレアル・マドリー。だがアンチェロッティ監督は先に、この冬の移籍市場で同ポジションの補強をしないと明言していた。
イタリア人指揮官はその発言から、今後リュディガーとナチョのほか、チュアメ二もセンターバックとして戦力に含めるのかと思われた。が、チュアメニはあくまでボランチの選手であり、リュディガーとナチョに何かあった場合のみ最終ラインでプレーすることになるようだ。同指揮官は6日のコパ・デル・レイ3回戦アランディーナ戦(3-1)後の会見で、次のように語っている。
「チュアメニはボランチだ。緊急時だけセンターバックを務めることになる。次の試合ではナチョがセンターバックでプレーするよ。メンディについては明日練習に復帰する。私の仕事はスタメンを選ぶことだ」
このアランディーナ戦で、アンチェロッティ監督はレアル・マドリー加入後、3回の負傷に苦しんだMFアルダ・ギュレルをついにデビューさせた。先発出場で、後半途中までピッチに立たせたトルコ代表MFのプレーについては、次のように振り返っている。
「1時間プレーさせたが、とても素晴らしかった。クオリティーも意思の強さも持っている。フィジカルのレベルをもっと上げなくてはいけないがね。繰り返すが、彼のことは落ち着いて見守らなくてはいけない」


