9日のラ・リーガ第27節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにラージョ・バジェカーノを迎える。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、現在7位に位置するなど健闘するイニゴ・ペレス監督率いるチームへの警戒感を表している。
「ラージョはとても良いプレーを見せている。彼らは勇敢かつ、激しく、とても規律立ったチームだね。非常に高いインテンシティーが求められる試合になるだろう。ラ・リーガ優勝を争い続けるため、私たちには心構えが必要となる。勝ち点3獲得は必要不可欠だ」
アンチェロッティ監督はその一方で、その類い稀なユーティリティー性で注目を集めるMFフェデ・バルベルデについて言及。ボランチを本職とするウルグアイ代表MFは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、アトレティコ・マドリー戦(1-1)では、右サイドバックとして世界トップレベルのパフォーマンスを見せたと評れるが、イタリア人指揮官によればプレーを好まないポジションもあるという。
「彼の状態は良い。アトレティとの試合はギリギリのコンディションでたどり着いたが、大丈夫だ。プレーは可能な状態だ」
「彼が一番プレーしたくないポジションは知っている。右ウィングだよ。ボランチやインサイドハーフ、サイドバックでのプレーは好きみたいだ」
「彼は未来だけでなく、現在も世界最高のボランチだ。サイドバックとしても世界最高かは分からない。まあ、将来的には中盤でプレーすることになるだろう」
アトレティコ戦で、FWキリアン・エンバペは存在感を見せられなかったが、その理由は何だったのだろうか。
「アトレティコ戦では、シティ戦のようなプレーを見せられなかった。全体的には良質なパフォーマンスを見せているし、私たちは満足している」
「いつも最高のバージョンでいるのは不可能、ということは理解してもらないと。フットボールのシーズンは長く、厳しい。高いクオリティーを持つ選手は、特に浮き沈みがあるものだ。しかし私たちがチャンピオンズのベスト16に進出したのは、彼がプレーオフで4点を決めたからにほかならない」
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