Carlo Ancelotti Real Madrid 2024Getty

アンチェロッティ「ベリンガムがパスを出さないヴィニシウスに文句を言っていた?そうだとしたら…度胸があるね」

19日のラ・リーガ第10節、レアル・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に2-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、苦しみながらつかんだ勝利に満足感を表している。

マドリーは20分にセルタのパスミスをきっかけにして、FWキリアン・エンバペが強烈なミドルシュートを突き刺して先制。その後同点に追いつかれたものの、66分に途中出場MFルカ・モドリッチのスルーパスからFWヴィニシウス・ジュニオールが勝ち越し弾を決め、セルタの反撃を凌ぎ切って勝ち点3を獲得した。

試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、次のように試合を振り返った。

以下に続く

「難しい試合だった。私たちの良いところは、最後までしっかりと競い合うところだ。もっと良いプレーを見せられたかもしれないが、しかしチームは団結して苦しみに耐え抜いた」

「私たちはモドリッチのファンタスティックなスルーパスのおかげで勝ち点3を持ち帰ることができる。彼のその巨大なクオリティーからすれば、当たり前のプレーでもある。スタメンでもベンチスターとでも、ルカはいつだってチームに貢献してくれる」

モドリッチは39歳40日でピッチに立ち、フレンツ・プスカシュ氏が保持していたレアル・マドリーの最年長出場記録を塗り替えた。

「彼はファンタスティックな選手であり続けている。並外れたプロフェッショナルだよ。落ち着いているが、しかし本当に意思が強い。マドリーにとって彼がいることは幸運以外の何物でもないよ」

アンチェロッティ監督はこの試合で、普段の4-3-3ではなく3-4-2-1を採用している。

「ベリンガムをポジションを変えたが、あれは2列目の右から飛び出すことを意図したものだった。セルタはファーサイドからのシュートで失点していたからね。そのためにジュードをあそこで使ってみたが、気に入ったよ」

「(中央のセンターバックとしてプレーした)チュアメニについては前半に問題を抱えた。ボールを持ったときにセンターバックが3枚並び、持っていないときに彼らは前進しなければならないが、そこで何度もミスを犯した。私の説明が悪かったんだ」

「センターバックの間にチュアメニが入るは良い。だがボールを失ったときに彼は前に出ていて、左右のセンターバックが開いてしまっていた。だから苦しむことになったんだよ。ここは修正しなくてはならないが、毎回こうやってプレーするわけではない。プレスを受けずビルドアップしたいとき、再び同じシステムを使う可能性もあるが、相手次第でワンボランチに戻していいだろう」

この試合の前半、ヴィニシウス(24)がドリブルから自らシュートを放った際、MFジュード・ベリンガム(21)が自身にパスを出さなかったことを感情剥き出しにして非難した場面があった。このことについて問われたアンチェロッティ監督は、こう返答している。

「話されている場面は目にしていなかった。そんなことが起こっていたならば、彼(ベリンガム)には度胸と意思の強さがある。良いと思うよ」

「私は気が付かなかったから、あとで見てみようと思う。そんなリアクションを見せたのだとしても、まあ落ち着いてほしい。試合後、彼らは話をして笑っていた。問題ないよ」

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