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アンチェロッティ、コモで活躍するニコ・パスについて「彼のことはしっかり追っている。レアル・マドリーに復帰する可能性もあるよ」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、指導者が選手たちと良い関係性を築く重要性を説いている。

稀代のモチベーターとも評されるアンチェロッティ監督は、やはり選手たちとの関係性を重視しているようだ。母国イタリアの『Rai Radio 1』とのインタビューに応じた同指揮官は、チームを機能させる方法を次のように語っている。

「クラブとの関係性と同様に、選手たちとの関係性が鍵を握る。グループ、チームというものが監督の命を救うんだ。丁寧かつ、プロフェッショナルな関係を気づかなくてはね」

「良い関係というものは、選手たちを起用することで築けるものではない。ピッチに立たせられるのは11選手だけで、そのほかはベンチに座らせないといけないのだから。監督も選手も真剣に向き合わなくてはならないんだ」

アンチェロッティ監督はその一方で、選手時代に所属したローマを将来的に率いる可能性を問われて、次のように返答した。

「私はここ(レアル・マドリー)で良い感じだ。ラニエリは私の友人であり、ローマで素晴らしい指揮を見せているよ。ローマは自分の思い出にいつも存在しているクラブで、私は彼らとともにある」

「しかし、私はここが好きなんだ。マドリーでタイトルを獲得すれば、すぐに次のタイトルを見据えることになる。今、私たちの頭にあるのはスペイン・スーパーカップのことだ。レアル・マドリーのサイクルには切れ目がない。疑いようもなく、それが私のモチベーションになっている」

「代表監督については? 私は毎日練習に取り組みたい。だから代表チームは難しいかな。レアル・マドリーが私が率いる最後のチームになる? 私は契約をあと2年残しているが、その契約がなくなることも延長することもあり得るだろうね」

またフットボールという競技の変化については、何よりも過密日程を憂慮している。

「フットボールは変化しているし、まだまだ変わり続けるだろう。テクノロジーについて言えばレフェリングの改善によって、審判と選手たちの間にある敬意が深まっている。良い形で改善されているね」

「そして今、注目すべきは試合数の多さだ。現在の試合日程は選手たちにとって過剰かつ厳しい。来季に変わる必要があるし、そうならなければ前進は難しいだろう。今、選手たちの健康は危険にさらされているんだよ」

アンチェロッティ監督は、今夏レアル・マドリーからコモに移籍したアルゼンチン代表MFニコ・パスについても言及。マドリーはコモで活躍する同選手の買い戻しオプションを保有しているが、行使する可能性は十分にあるようだ。

「私たちは彼のことをしっかりと追いかけている。レアル・マドリーの外で見事な成長を果たしていると思う。将来、レアル・マドリーでプレーする可能性もあると私たちは考えている」

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