チェルシーに勝利したマンチェスター・ユナイテッドについて、現地解説者が注目している。
今季はプレミアリーグ開幕から4試合で勝ち点4にとどまり、直近33年間でワーストスタートとなっていたマンチェスター・U。リーグカップでも2回戦で4部チーム相手に敗退するなど苦しい時間が続いていた中、20日にはチェルシーとの大一番を迎えた。
本拠地オールド・トラッフォードでの一戦となったが、開始5分でGKロベルト・サンチェスが一発退場となって数的優位を得ると、14分にはブルーノ・フェルナンデスが先制弾。37分にはカゼミーロが追加点を奪った。そのカゼミーロが前半終了間際に退場し、終盤に1点を許したものの、2-1で勝利を収めている。
厳しい試合で勝ち点3を獲得したマンチェスター・U。イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるジェレミー・レドナップ氏は、「これはルベン・アモリムにとって、マンチェスター・U指揮官就任後の最大の成果だ」とし、以下のように指摘した。
「彼にとって今日の勝利は大きな意味を持っていた。カゼミーロが退場になった途端、試合は緊迫して最後まで耐えられるかわからなかった。それでも、ブルーノ・フェルナンデスは素晴らしかったよ。闘志を常に燃やしていた」
「彼らはこの勢いを糧に、2試合、3試合、4試合と勝ち続けなければならない。本当に大変な試合だったと思う。選手交代や戦術変更なども大変だったが、混沌とした試合だったからこそ、喜びも大きかったはずだ」
なお、先日にはアモリム監督が共同オーナーであるジム・ラトクリフ卿と会談しており、また10月にインターナショナルウィーク後に指揮官の状況を精査するとも伝えられていた。アモリム監督の去就には大きな注目が集まっていたが、『スカイスポーツ』は「この勝利により、アモリムとチームへの重圧は一時的に和らぐはずだ」と予想している。




