2014年のブラジル・ワールドカップでアルゼンチン代表を準優勝に導いたアレハンドロ・サベーラがブエノスアイレス市内で8日、心臓病によりこの世を去った。享年66歳だった。
1954年生まれのサベーラはリーベル・プレートで評価を高め、シェフィールド、リーズなどイングランドのクラブを渡り歩いた。その後エストゥディアンテス、グレミオなどでもプレーし、1989年に現役引退。アルゼンチン代表としては8キャップを刻んでいる。
後に指導者となり、エストゥディアンテスを率いた後、2011年にはアルゼンチン代表指揮官に就任。2014年のワールドカップではアルゼンチンを準優勝に導いたことでも知られる。
代表で指導を受けたリオネル・メッシは自身のSNSで「つらいよ。アレハンドロから多くのことを学んだ。僕のキャリアの中でもとても印象的な指揮官だった。ワールドカップでは南米予選、そして本大会と素晴らしい思い出を共有した。彼の家族、友人たちみんなに追悼の意を表したい」とメッセージを発信した。
セルヒオ・アグエロも「なんて悲しいニュースだ……。監督が僕らに与えてくれた信頼に感謝したい。僕らにモチベーションと知識をもたらしてくれた素晴らしい人物だった。指導者以上の存在だった」と恩師の死を惜しんでいる。
アルゼンチンと言えばディエゴ・マラドーナが11月25日に60歳で亡くなったばかり。それから2週間ほどしてサベーラも他界し、相次いでアルゼンチンの国民的英雄がこの世を去ることとなった。
▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
