17日のラ・リーガ第17節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦に4-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、DFダビド・アラバまで重傷を負ったことへの失望を口にしている。
アラバはこの試合の前半途中に左ひざを負傷。その後、前十字靭帯を断裂したことが確認されている。レアル・マドリーはシーズン序盤にGKティボ・クルトワ、DFエデル・ミリトンも前十字靭帯を断裂しており、アラバは3人目の長期離脱者となった。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、アラバが今季絶望となったことへの落胆を隠せず。これで起用できるセンターバックはDFナチョ・フェルナンデスとDFアントニオ・リュディガーのみとなったが、市場で選手を獲得する可能性も示唆している。
「彼(アラバ)とは話をしていない。が、メディカルスタッフは靭帯断裂だと話している。辛いよ。私たちは悲しみに暮れている」
「また一人、離脱を強いられてしまった。4カ月間で3人が靭帯断裂だ。信じられんよ! こんなことが起こるの初めてだ」
「これからどうするか? これまでにもしてきたことをする。つまりは、耐えることをね。私たちは人々が予想する以上の結果を手にしている(今季公式戦19勝3分け1敗)。チームは耐えて、戦い、良いパフォーマンスを見せているんだ。選手たちの気概は素晴らしく、それこそが負傷者を補う唯一の方法となる」
「冬の移籍市場については……今後数日で何かできることがあるのかを確認したいと思う」
この試合でも負傷明けのケパ・アリサバラガを起用せず、アンドリー・ルニンにゴールを守らせたアンチェロッティ監督は、両GKをどちらも「レギュラー」と形容している。
「ルニンはレギュラーのGK2人の内の一人だ。もう一人はケパだよ。今、私が考えているのは木曜の試合(アラベス戦)に勝つことで、その後には1週間バケーションを取って、次にマジョルカ戦のことを考えたい」
このビジャレアル戦で、レアル・マドリーはハイプレッシングが見事に機能。相手にほとんど自由を与えずゴールを重ねていった。
「今季の私たちは中盤ダイヤモンドのフォーメーションからスタートしたが、両サイドが手薄となっていた。そこから少し変更を加えたんだ(MFジュード・ベリンガムが左サイドに寄って、守備時は4-4-2に)」
「今日のプレッシングは素晴らしかった。今季の中でも最も良かったよ。ビジャレアルはボールを持って快適にプレーできなかったが、それは私たちのプレスが機能していたからにほかならない」




