Cristiano-Ronaldo(C)GettyImages

アル・ヒラル指揮官がC・ロナウドの退場について見解「彼は負けることに慣れていない」

アル・ヒラルのホルヘ・ジェズス監督は、勝利したアル・ナスル戦でクリスティアーノ・ロナウドが肘打ちをして退場処分を受けたことに触れ、C・ロナウドが勝利に慣れており、負けを受け入れることができなかったからだと見解を明かした。『ESPN』が伝えた。

アル・ヒラルはサウジ・スーパーカップ準決勝でアル・ナスルと対戦。問題のシーンが起きたのは0-2で迎えた後半40分、C・ロナウドがタッチラインを割ったボールをめぐって相手選手と小競り合いになり、その際に肘が入る結果に。その後、両チームの選手たちが駆け寄り、もみ合いとなった中、主審はC・ロナウドにレッドカードを提示した。この判定に不服だったのか、C・ロナウドは主審に向かって拳を振り上げる動きを見せ、そこはすぐに手を引っ込めたのだが、この行為が物議を醸すことになった。

アル・ナスルのルイス・カストロ監督は試合後、C・ロナウドは退場に値しないためVARが介入すべきだったと主張した。

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「ロナウドがレッドカードを受けたシーンについて話すのは難しい。今シーズン中、ロナウドが挑発された場面を何度か見たが、いくつかの映像を見た結果、ロナウドは退場に値するようなことはしていない。ライバル選手(アル・ブライヒ)は殴られたふりをしていた。クリスティアーノとライバルDFの接触はほとんどなかった。彼は騒ぎを起こしたのだから、VARは主審を呼んで退場の状況を見直すべきだった」

一方、ジェズス監督は「ロナウドは世界で最も重要な選手の一人であり、多くの人々の模範である」とした上で、今回の件についての見解を明かした。

「しかし、彼はキャリアの中で負けることに慣れていないため、負けた時に頭が真っ白になるのは当然だ。また負けた時に感情や精神的な集中力を失うのも当然なんだ。アル・ヒラルの(カリドゥ・)クリバリやアル・ブライヒと対戦するのは簡単ではない。彼らはサウジアラビアサッカー界最高のセントラルディフェンダーだ。ロナウドの手柄を横取りするつもりはない。彼は今でもとても強いし、これまでも、そしてこれからも世界で最も重要な選手であり続けるだろう。彼は模範であり、モデルなのだ」

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