現地時間9日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)はグループステージ第4節が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地ヨハン・クライフ・アレーナでアヤックスと対戦した。
前節、アヤックスをホームに迎え、3試合目にしてようやくEL初勝利を挙げたブライトン。ここで連勝して巻き返しを図りたいところだが、いまだ勝利のないアヤックスもホームで意地を見せるべく積極的な入りを見せる。
アヤックスの勢いを受ける格好となったブライトンは6分、左サイドで先発した三笘と縦関係にあるサイドバックのミルナーが足を痛め、ギルモアとの負傷交代を余儀なくされてしまう。左サイドバックは元々、不動のレギュラーだったエストゥピニャンが負傷し、代役となったランプティも負傷、さらにマーチも負傷したため苦肉の策でミルナーを起用していたが、そのミルナーも負傷するアクシデントに見舞われてしまった。
投入されたギルモアは中盤に入り、左サイドバックにグロースが降りて対応したブライトン。立ち上がりはアヤックスの勢いに圧される展開となるが、先制したのブライトンだった。14分、高い位置でフォスのパスを奪ったアディングラのパスを、スピードに乗ったアンス・ファティがトラップと同時に抜け出し、ゴール左へと流し込んだ。
先制したブライトンだが、インテンシティの高いアヤックスに対してなかなか本来のパスワークが発揮できず、三笘も高い位置でボールを受けて仕掛ける場面を作ることができない。
後半、ダンクに代わってイゴールを投入したブライトンは53分、中央をドリブルで持ち上がったA・ファティがDFを引きつけてペナルティーエリア内右にラストパス。走り込んだアディングラがきっちり決めて追加点を挙げた。
2-0とリードを広げて試合運びが楽になったブライトンは65分、A・ファティとダフードを下げてエストゥピニャンとファーガソンを投入。およそ1カ月ぶりの復帰となるエストゥピニャンが左サイドバックに入り、グロースが中盤の位置に戻った。
武器であった三笘とエストゥピニャンのコンビが復活したブライトン。68分、裏抜けした三笘にスルーパスが通り、エリア内左から左足でシュートを放つも、これは精度を欠きゴール上へと外れる。
これ以上ない試合展開かと思われたブライトンだったが、77分にアクシデントが発生。エストゥピニャンが再び足を痛め、自ら交代を要請。バレバとの負傷交代を余儀なくされてしまった。
終盤アヤックスの反撃に遭ったブライトンだったが、ボールを保持て時間を使い、逃げ切りに成功。EL2連勝を飾り、暫定首位に躍り出た。
■試合結果
アヤックス 0-2 ブライトン
■得点者
アヤックス:なし
ブライトン:A・ファティ(14分)、アディングラ(53分)




