2020-10-09-onana(C)Getty Images

アヤックスGKオナナがドーピング違反で1年間の活動停止…クラブ&選手はCASに訴えへ

アヤックスのカメルーン代表守護神アンドレ・オナナがドーピング違反による12カ月間の活動禁止処分を科された。

2シーズン前のチャンピオンズリーグで躍進したアヤックスで活躍し、しばしばビッグクラブからの注目が報じられるオナナ。しかし、昨年10月に行われた検査で世界アンチドーピング機関(WADA)により指定される禁止薬物、フロセミドが尿中から検出され、5日に欧州サッカー連盟(UEFA)から1年間の活動禁止処分を受けたことが所属クラブにより発表された。

アヤックスは5日、声明の中でオナナがUEFAからドーピング違反による12カ月の活動禁止処分を科されたことを発表し、誤って禁止薬物接種に至った経緯を説明した。

「10月30日の朝、オナナは体調がよくなかった。彼は不調を和らげるために錠剤を服用しようと考え、無意識のうちに以前に妻が処方されていた薬剤、ラシマックを服用した。妻の薬剤を誤って摂ってしまったことがUEFAからの処分の原因となった。さらに、連盟の懲戒機関はオナナには不正の意図はなかったと説明したが、禁止されていない成分を取り入れることを日頃から明確にするという責務がアスリートにあるとUEFAは考えているようだ」

一方のカメルーン代表GKは、自身の『Instagram』で妻の薬剤を服用したことは人為的なミスであったことを認めるも「UEFAの決定を尊重すると言わなければいけないが、彼らの決定を受け入れない。これは過剰で公平性のあるものではないと考えている」と主張し、アヤックスとともにスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ訴えを起こすことを強調した。

「プロキャリアを始めて以降、ドーピングに強く反対する立場を取り、不正を強く非難してきた。僕は24歳で、過去4年でオランダのベストゴールキーパー、過去3年でアフリカのベストゴールキーパーに選ばれるなど、ここ数シーズンの間、ほとんどすべてのアヤックスと代表の試合でプレーできる幸運に恵まれた。だから、ドーピングを利用してまでこのキャリアをさらに輝かしいものにする必要がないことを強調したい」

「無実と身の潔白を証明するために、スポーツ仲裁裁判所に訴えを起こす。僕が大好きなことをしてチームを助けるために、すぐにピッチに戻れると願っている」

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