現地時間30日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)はグループステージ第5節が行われ、グループBでは三笘薫の所属するブライトンが敵地でAEKアテネと対戦した。
負傷により日本代表を離脱し、直近のノッティンガム・フォレスト戦も欠場していた三笘は、左サイドで先発復帰。怪我人続出のブライトンにおいて、特に層が薄い左サイドバックには18歳のヒンシュルウッドが起用された。
開始早々にファーガソンが抜け出し決定機を得たブライトンだったが、これはGKスタンコビッチに防がれる。
そのままブライトンがペースを握るかに思われたが、15分を過ぎた辺りからアテネが攻勢に出て試合の主導権を握りって行く。30分、ショートカウンターからズーバーが右足で放ったシュートはGKフェルブルッヘンがはじいてゴール上へ。
43分にはエリア内左に侵入したズーバーのシュートが左のポストを叩き、こぼれ球をガチノヴィッチが頭で押し込むもゴール上へと外してしまう。
後半、反撃に出たいブライトンは53分、ジョアン・ペドロがエリア内で倒されるが笛は鳴らず。しかし、しばらくしてVARとオン・フィールド・レビューでのチェックが行われ、ブライトンにPKが与えられる。このPKをJ・ペドロ自らゴール右へと沈め、ブライトンが先制に成功する。
先制を許したAEKアテネだが65分、ガチノヴィッチが2枚目のイエローカードを受けて退場し、AEKアテネは10人での戦いを余儀なくされた。
数的優位を得たブライトンは69分、負傷明けの三笘に代えてダフードを投入。しかしAEKアテネは数的不利でも攻めの姿勢を貫き、74分にはエリア内左に侵入したピネダのシュートがゴール右へとわずかに外れた。
その後も数的不利を感じさせない攻撃でブライトンゴールへと迫ったAEKアテネだったが、最後まで追いつくことは叶わず。逃げ切ったブライトンがEL3勝目を挙げ、1試合を残して2位以内を確定させた。
■試合結果
AEKアテネ 0-1 ブライトン
■得点者
AEKアテネ:なし
ブライトン:J・ペドロ(55分PK)




