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余震続くトルコ被災地の現状と願い…モンテッラ「世界の終末のよう。それでもサッカーで希望や喜びを届けたい」/インタビュー

アダナ・デミルスポルの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラが、『GOAL』のインタビューに応じてトルコの現状を語ってくれた。

2月6日にトルコ南部を襲った大地震。モンテッラ率いるアダナ・デミルスポルは、ウムラニエスポルとの試合へ向けてイスタンブール遠征中だったために難を逃れていた。元ローマFWは、『GOAL』イタリア編集部のツイッチチャンネル「ゴールデンGOAL」に出演すると、トルコの悲惨な状況を語ってくれた。

「目に見えているよりも、語られているよりも、はるかに大きな問題であるような気がする。本当に悲劇的な状況だ。まるでこの街に世界の終末がやってきたかのような感じすらする。例えば現在、ハタイでは水を届けることが困難になっている。アダナでは、多くの高層ビルが倒壊してしまった。カルチョのことを考えるのは非常に難しい。私自身も幾度となく『ここで止めようか』と自問自答してきた」

「だがカルチョは、人々に希望や喜びを届ける手段であり、苦しみを和らげ夢を与えることができる。我々はこんな形でコミュニティーに協力したい。複雑ではあっても、自分たちのやるべきことをこなすことで、被災した人々へ希望と未来へのメッセージを与えることができるはずだ」

■2クラブが撤退のリーグ戦、アダナは本拠地へ戻れず

トルコリーグにおいては、より深刻な被害を受けたガジアンテプとハタイスポルがリーグ戦の継続を断念して撤退。モンテッラ率いるアダナはリーグ戦を続行して現在4位につけるが、本拠地へ戻れない日々が続いた。

「我々はアンタルヤとイスタンブールの間で移動していたが、日曜日にはようやくアダナへ戻れる見通しだ。アダナへ戻ってリーグ戦を続けたいという意思がある。それに遠征をし続けるのも、簡単なことではない。継続的に仕事に取り組んでいくことが重要なのに、それができなくなってしまうからね。チームには、本当に家に戻れない者もいる。強い余震も続いており、それが何度も続くと動揺せずにはいられない。世界の終末のようだ」

そんな中、モンテッラはアダナの被災者の人道支援を目的としたプロジェクト「SOS Turchia」を立ち上げた。「主にアダナにおいて、住宅を建設したり、孤児となった子供たちをサポートしたりすることを考えている。何か重要なことをしたい」と明かしてくれた。

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