20220418_Urawa6(C)Getty images

浦和レッズが連勝でACLグループF単独首位! A・シャルク初弾&鮮烈FKの2発などでタレント不在の中国王者・山東泰山に完勝

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では18日、グループF第2節の浦和レッズvs山東泰山(中国)が行われた。

開幕節でライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)に4-1で快勝していた浦和は安居海渡や大久保智明、明本考浩らを先発起用。キャスパー・ユンカーや酒井宏樹らがベンチ、ダヴィド・モーベルグらがメンバー外というターンオーバーを意識したスタートとなった。

対する山東は昨季の中国スーパーリーグと国内カップ戦の2冠を達成。しかし、新型コロナウイルスの影響で渡航が制限されているためマルアン・フェライニらタレント陣は不在、ユースが主体のチームとなっており、初戦では大邸FC(韓国)に0-7の大敗を喫している。

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開始からボールを保持する浦和は26分にスコアを動かす。ボックス右に走り込んだ大久保がヒールパスを送ると関根貴大がシュート。山東DFのブロックに遭ったこぼれ球に反応した明本のシュートはGKカオ・ジャンに一度阻まれたが、再度こぼれたボールを自ら押し込んだ。

さらに31分、関根からのロングボールを受けた明本がボックス内で胸トラップした際に山東DFに倒される。PKの判定となり、キッカーのアレクサンダー・ショルツがゴール左下隅を射抜いて加点した。

2点をリードして試合を折り返した浦和はハーフタイムに2枚替え。小泉佳穂とA・ショルツに代わってアレックス・シャルクと岩波拓也が投入される。

53分、浦和の右CKの流れからボックス手前左の大久保が質の高いクロスを蹴り込む。ボックス右に抜け出した岩波が中央に折り返すとフリーになっていたA・シャルクが確実に沈め、途中出場選手が早速結果を残す。また、A・シャルクにとっては加入後初ゴールにもなった。

3点差をつけた浦和は57分に大久保に代えて松崎快、66分に馬渡和彰に代えてユンカーを起用。選手を入れ替えて優勢を保つ浦和は76分にボックス手前右でFKを獲得し、A・シャルクが直接狙う。右足の鋭いシュートがゴール右上隅を捉えて自身の2点目とする。

試合は後半ATにも安居に初ゴールが生まれて5-0のスコアで終了し、浦和が連勝を飾ることに成功した。グループF第2節では大邱vsライオン・シティの一戦も同日に行われ、浦和にとって最大のライバルと目されていた大邱が0-3で敗戦。第2節終了時点で首位に立つ浦和は21日に行われる次節、大邱と対戦して勝ち点差を広げにかかる。

■試合結果
浦和レッズ 5-0 山東泰山

■得点者
浦和:明本考浩(26分)、アレクサンダー・ショルツ(31分)、アレックス・シャルク(53分、76分)、安居海渡(90+3分)
山東:なし

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