ヴァンフォーレ甲府は12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第6節でブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦した。
第6節開始前時点で甲府とメルボルン・シティ(オーストラリア)が勝ち点8、ブリーラムと浙江FC(中国)が勝ち点6で並んでいたグループH。すべてのチームに突破の可能性がある中で甲府はピーター・ウタカやクリスティアーノ、長谷川元希らを先発起用した。
甲府は24分に決定機をものにする。高い位置でボールを奪った長谷川がそのままボックス左に侵攻。身体を開きながら丁寧に右足でシュートを放ってネットを揺らした。
さらに38分、左サイドからのクロスが相手に当たって跳ね返ったボールをボックス中央のウタカが巧みにコントロール。フリーの状態で一対一を制してリードを広げる。
甲府はその後も畳みかけて前半終盤の44分にも右CKを獲得。クロスを味方がニアでフリックすると相手に当たったがボールはウタカの足下へ。難なく押し込んで決定的な3点目とする。
大量リードで折り返した甲府だが後半開始早々にロングカウンターから反撃弾を浴びる。55分にも井上詩音のハンドによるPKからゴラン・チャウシッチに沈められて1点差となった。
耐える時間が目立つ展開の中で選手を入れ替えながらしのぎ続ける甲府。そして、そのまま3-2のスコアで試合が終了する。
同時刻キックオフだった同組のメルボルン・Cvs浙江は1-1で終了。甲府が首位を確定させ、J2勢としては史上初となる決勝トーナメント進出の快挙を成し遂げた。
■試合結果
ブリーラム・ユナイテッド 2-3 ヴァンフォーレ甲府
※甲府が首位で決勝T進出!
■得点者
ブリーラム:アーティット・ブージンダー(48分)、ゴラン・チャウシッチ(55分)
甲府:長谷川元希(24分)、ピーター・ウタカ(38分、43分)


