20201219_Ulsan(C)Getty images

2度のVARによるPKで逆転勝利!蔚山現代がペルセポリス下し8年ぶり2度目のACL制覇

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は19日にアル・ワクラ・スタジアムで決勝戦が開催。ペルセポリス(イラン)と蔚山現代(韓国)が頂点を争った。

延長戦の末にヴィッセル神戸を下して東地区を勝ち上がった蔚山と、西地区でサウジアラビアのアル・ナスルとPK戦までもつれ込んだものの決勝進出をつかみ取ったペルセポリス。蔚山は大会を制した2012年以来2度目、ペルセポリスも準優勝に終わった2018年以来2度目の決勝進出となった。

試合は前半終了間際に大きく動く。45分、ショートカウンターからメフディ・アブディ・カラがボックス中央で右足を振り抜いてゴール左下隅を射抜いてペルセポリスが先制する。

以下に続く

しかし直後の前半AT、ユン・ビッガラムをアフマド・ヌーロラーヒが倒したとしてVARのチェックが入り、オンフィールドレビューが行われてPKの判定。キッカーを務めたジュニオール・ネグランのシュートは一度はGKハメド・ラクに止められたが、こぼれ球に反応したJ・ネグランが自ら押し込んで同点とする。

タイスコアで折り返した後半、55分に右サイドからのクロスをクリアしようとしたメフディ・シリがハンド。オンフィールドレビューでまたしてもPKの判定となり、キッカーのJ・ネグランが決めて蔚山が逆転した。

なお、この日2得点を決めたJ・ネグランは大会通算得点を「7」に伸ばし、アル・ナスルのアブデラザク・ハムダッラーと並んで得点ランキングトップタイに躍り出る。

そのままリードを保ち続ける蔚山だったが、84分にキム・ギフィがボックス内でA・ヌーロラーヒを倒したとしてペルセポリスの選手たちが強くアピールし、主審は三度目のオンフィールドレビュー。しかし、ここではノーファウルの判定となりPKは与えられない。

結局、蔚山が点差を維持して試合が終了した。勝利した蔚山は2012年以来8年ぶり2度目のアジア制覇を達成。2021年2月にカタールで行われるクラブ・ワールドカップに、アジア代表として出場する。

■試合結果
ペルセポリス 1-2 蔚山現代

■得点者
ペルセポリス:メフディ・アブディ・カラ(45分)
蔚山:ジュニオール・ネグラン(45+4分、55分)

▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】

広告