日本人審判が史上2度目の偉業を成し遂げた。
国際サッカー連盟(FIFA)は17日、女子ワールドカップ決勝の審判団を発表。山下良美氏が第4審を務めることが決まった。
今月20日に開幕戦を迎えた女子W杯。オーストラリアとニュージーランドの共同開催で行われる同大会の開幕戦は、ニュージーランド対ノルウェー戦に。同試合は、山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審の日本人審判員トリオが審判を担当。日本人がW杯の開幕戦を担当するのは、2014年のブラジル大会(西村雄一主審、相樂亨副審、名木利幸副審)以来。女子では初めてとなっていた。
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その後、山下氏と坊薗氏、手代木氏のトリオは今大会の中でも重要なカードでのマッチオフィシャルを担当。前回大会の決勝カードとなったオランダvsアメリカなど3試合を担当している。
そして14日、FIFAは準決勝のオーストラリアvsイングランド戦の審判団を発表。第4審判に山下氏、リザーブ副審に坊薗氏の名前が記載されていたものの、実際の試合では第4の審判員をスウェーデンのテス・オロフソン氏、リザーブ副審をチェコのルシー・ラタヨバ氏が務めていた。
日本サッカー協会(JFA)によると、急遽FIFAから当該試合の担当審判団の割り当て変更が通達されていたとのこと。決勝戦で山下氏に審判を任せるための人事だったようだ。なお、日本人審判が女子W杯で第4審を務めるのは2007年大会の大岩真由美氏以来、史上2人目となっている。
注目の決勝戦 スペイン対イングランドは、日本時間20日の19時にキックオフ予定。