DF長友佑都がカタール・ワールドカップ（W杯）を戦った日本代表チームへの感謝を述べている。
カタールW杯でドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表との厳しい組に入ったところから、ドイツとスペインを撃破するサプライズを巻き起こし、首位で決勝トーナメント進出を果たした日本。史上初のベスト8にかつてなく期待が高まる中、クロアチア代表と現地時間5日に対戦した。
クロアチア戦では前半終盤に前田大然の得点で先制する理想的な展開となったが、後半早々に同点に戻されるとその後はスコアが動かず。延長戦を経てPK戦に突入したが、相手守護神の活躍もあり、ベスト8には手が届かなかった。
今大会が4度目のW杯、3度目のベスト16となった長友は、試合後の取材で「本当に素晴らしい試合をした」と試合内容を誇り、新たな景色を垣間見せてくれた後輩に感謝している。
「（新しい景色を）後輩たちが見せてくれたなと思います。確実に成長した姿、日本サッカーが成長したなということを、後輩たちのたくましさ、魂のこもった戦いで見せてくれたので、僕はもう新しい未来を見たなと確信しています」
さらに、チーム全体を称えている。
「本当にこんなおじさんを、下手なおじさんを生かしてくれたのはこの後輩たちだし、最高の監督森保（一）さんだし、もう自分の中では感謝しかなくて。PKを外してしまった（南野）拓実が泣いていましたが、勇気をもって蹴ったことを僕は賞賛しました。彼は強いなと。彼は自分から手を挙げていける、その勇気というものを僕は本当に誇りに思うし、彼らに感謝したいと思います」
一方で今後の代表でのキャリアについて質問が及ぶと「このW杯だけを考えてやってきたので、先のことはまったく考えていなくて、ちょっとゆっくり考えたいなと思います」と明言はせず。今大会に全力を尽くしたが、今後については再び検討していくようだ。