FIFA ワールドカップ
日本代表FW前田大然、クロアチア戦先制点も「目の前に来ただけ」「これが日本の実力」
Tadasuke Uemura
5:49 JST 2022/12/06

日本代表FW前田大然が悔しさを口にしている。
日本は現地時間5日にカタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16でクロアチア代表と対戦。試合には守備から入ったものの、前半終盤に右CKの流れから前田がこぼれ球を押し込んで先制する。しかし、後半早々に同点に戻されて延長戦、さらにはPK戦まで突入し、結果的にベスト16で敗れることとなった。
グループステージでドイツ代表、スペイン代表を破る躍進から史上最高位のベスト8もあと一歩に迫った今大会。それでも、試合後の取材に応じた前田は「これが日本の実力だと思うので、また一からやり直さないといけない」と足下を見つめる。
また、長友佑都や吉田麻也ら経験豊富な選手たちへの感謝を口にした。
「本当にここまで引っ張ってくれたのは、そういう先輩たちがいからこそなので。(自身も25歳と)若くはないですけど、下の世代がもっと次は引っ張っていけるようにしたいなと思います。今大会は上の人たちが背中で教えてくれて、それを無駄にしてはいけないと思うので。しっかり感謝して、次は自分たちがそういう姿を見せられればいいかなと思います」
大会を通じて最前線での精力的なスプリントで戦う姿勢を見せた前田。得点についても「目の前に来ただけなので、押し込むだけだった」と端的に語り、続けて「逆に相手にはクロス1本でやられたので、そこはもっと修正していかないといけない」と反省を口にする。
4年後には29歳の世代だが、今大会で様々な思いを受け取った前田。日本サッカーに結果で還元すべく、今から4年後を見据えている。