日本代表は日本時間11月2日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループE第3節でスペイン代表との対戦を予定している。決勝トーナメント進出へ大会2度目の下克上を果たすべく、調子を上向けているようだ。【取材・文=林遼平】
■酒井&遠藤は引き続き別メニュー
ケガ人に苦しむ日本だが、久々にあの男が全体練習に帰ってきた。
コスタリカ戦から2日が経った29日、日本代表はドーハでトレーニングを実施した。公開された冒頭約15分の練習では、ランニングをした後、ステップワークを含むアジリティのトレーニング、ロングキックなどで汗を流し、戦術練習に移行していった模様だ。
昨日からトレーニングを外れている遠藤航は、今日も全体練習に合流できず。酒井宏樹とともにトレーニングルームでの別メニュー調整となった。
一方で、ドイツ戦以降、別メニュー調整が続いていた冨安健洋が全体トレーニングに参加。公開された部分の後、どこまでトレーニングを行ったかは定かではないが、スペイン戦に出場する可能性は高まったと言っていいだろう。
中3日の連戦が続いているだけに、スペイン戦では多少のメンバー変更が必要となる。その上で冨安が戻ってきたことは大きい。
練習後、取材に応じた相馬勇紀は「戦術のところで、いろいろチームで言われたことをすり合わせながら選手の意見も話し合いとして出ている」と主張。その上で「今までの3試合でも一番くらいの議論が出ている。スペイン戦に向けて良い状態で向かえていると思います」と語っており、チームとしてしっかりまとまりながら決戦の日に向かっているようだ。
ケガ人を含めて難しい状況は続くが、チーム一丸となってスペイン撃破への準備を進めていく。
