日本代表FW町野修斗が、歴史的な得点の瞬間を振り返っている。
日本は23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第1節でドイツ代表と対戦して2-1で勝利。前半にPKから失点を喫したものの75分に堂安律の得点で追いつくと、83分に板倉滉からのフィードに抜け出した浅野拓磨が巧みなトラップからボックス右に抜け出してニアを抜くシュートを決め切った。
激闘から一夜明けた24日の練習後、ベンチからドイツ戦を見守っていた町野が取材に応じて「嬉しさと悔しさというか、より試合に出たくなりました」とコメント。試合後は「アドレナリンがめちゃくちゃ出て、夜も眠れなかった」と明かす。
また、決勝点の場面で浅野はオフサイドの可能性があると感じていたようだ。
「最初、浅野(拓磨)選手はオフサイドだと思っていたみたいで、ベンチ側から僕たちが『オフサイじゃないぞ』っていう声かけをしたことによって『よりゴールに向かえた』と言っていました。出ている選手だけじゃなくて、みんなで戦ってるんだっていうのをより感じました」
その浅野がオフサイドと勘違いしていたのはまさにプレー中だったとのこと。ベンチから見ていてもその気配を感じたため、声かけを行ったと明かした。
「オフサイドかなという感じの表情というか、スピードだったので。みんなで相手のディフェンダーが1枚残っているのを見られて、ちょうどラインだったので声かけをみんなでしました。浅野選手も聞こえたと言っていました」
一方で町野自身も出場した際には「ポストプレーの質というか、そういった面では自分は1番ミスしてはいけない」と意気込む。27日にはコスタリカ代表との第2節が控えているが、機会が与えられた際に力を発揮する準備は整っているようだ。
