日本代表DF板倉滉は、サウジアラビア代表からポジティブな気持ちを受け取ったようだ。
23日のカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でドイツ代表と対戦する日本。優勝候補でもあるドイツが有利というのが大方の見方であり、日本は守勢に回ることが予想される。
また、日本だけだなくアジア各国も同様に厳しい戦いを強いられている。開幕戦ではカタール代表がエクアドル代表に0-2で敗れ、22日にもイラン代表がイングランド代表に2-6の大敗を喫した。
一方で、22日にはサウジアラビアがアルゼンチン代表に2-1で大金星。同日の練習後、取材に応じた板倉はサウジアラビアに勇気づけられたと明かした。
「全部はしっかり見ていなかったですけど、ああやってアジアのチームがアルゼンチン相手に戦えているというところは、すごく僕たちにとっても良いニュースでした。サウジに負けず、明日ドイツを叩きたいなというのがあります」
また、サウジアラビアはアルゼンチンに攻め込まれながらもディフェンスラインを高く保ち、少ないチャンスを結果に結びつけた。板倉はその戦いから見習う部分はあると口にしながらも、ドイツを相手にした場合に踏襲すべきでない部分もあると冷静に指摘した。
「試合を見ていても、すごくライン設定が高かったですし、そこの思い切りの良さはすごく大事になってくるかなと。ただ、そこで前に押し上げるだけではなくて、ドイツだったら一瞬で裏をついてくるスピード感もあるので、そこはディフェンス陣で声をかけながら、間延びしないようにコンパクトにやりたいなという思いはあります」
冨安健洋が復帰したばかりということもあり、ドイツ戦でディフェンスラインの一角を担う可能性もある板倉。試合の入りについて「良い緊張感で、それを楽しみながらやりたいなと言う思いはありますけど、あくまでもベースとしてはいつも通り入るということが大事」とも語っており、良いメンタルで大舞台へ挑むことができそうだ。
