FW南野拓実が日本代表への思いを語っている。
森保ジャパンの中心選手として、チームをカタール・ワールドカップ(W杯)に導いてきた南野。キャリアの中では、この4年間でザルツブルクを経てリヴァプールへステップアップ、2022年夏からは出場機会を求めてモナコに完全移籍するなど、激動の期間を過ごした。
南野は21日のオンライン取材にて「前回、前々回のW杯でメンバーに入っていなくてすごく悔しい思いをした」と回想。ようやくメンバー入りを果たしたカタール大会、自身の集大成になると意気込んだ。
「4年間、チームにずっと選んでもらってプレーを続けてきました。だからこそ、以前のW杯でプレーしたいという気持ちとは違う責任感であったり、自分がもっとどう貢献できるだろうかであったりを常に考え続けてきた4年間でした。その上で今ここに居られるということは、4年前の自分とは立場が変わっていますし、嬉しいことでもあり、胸を張れると思います。大切してきた部分は、この中でチームが勝つために何ができるのかということ。色々積み上げてきたものがあり、このW杯がその集大成なので、しっかり結果に繋げられればと思います」
また、代表でも背番号10を背負い、クラブレベルでも大舞台を大きく経験してきた南野。W杯に向けても「常にチャレンジャーとしての気持ちで試合に挑む方がやりやすい」と口にし、ドイツ代表やスペイン代表、コスタリカ代表と同居する厳しいグループを戦い抜くためのメンタリティを語った。
「何かを背負って戦うというよりは、チャレンジャーのメンタリティで戦う。開き直って自分たちの良さを出し、ガムシャラにプレーする。思い切った、勇気をもったプレーができれば、自分たちのリズムも作れてくると思うし、そういう気持ちで臨みたいです」
攻撃面のテクニックや決定力だけでなく、まさに“ガムシャラ”とも表現できるような前線での守備でも貢献してきた南野。森保一監督のチームの精神を体現する存在として、パフォーマンスを発揮する準備はできているようだ。
