日本代表DF酒井宏樹が、ドイツ代表戦の前半を反省している。
日本は23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第1節でドイツと対戦して2-1で逆転勝利。前半にPKから失点を喫したものの、後半から途中出場した堂安律と浅野拓磨がネットを揺らして大金星を成し遂げた。
先発して73分までプレーした酒井は、試合後の取材で「勝ち点3を取れればもちろんベストだとは思っていましたけど、こんな満足できる結果が生まれるとは思わなかったので、非常に嬉しいです」と手放しで喜びつつ、前半の耐えた時間を振り返った。
「大崩れしないことが大事だと思いました。でも、まあ……酷かったですね(笑)。そこまでリスペクトしなくても、局面、局面で戦えるメンバーなので。結果論ですけど、0-0で続く時間がちょっと長かったので、前半はこれでやろうっていうこともありました。(追い上げは)1失点したことで、マインドが変わったことが大きかったと思います。サッカーはわからないという試合にはなりましたね」
一方で、前半のプランとしては「そこまで耐えきろうとはみんな思っていなかった」と明かした酒井。素早い展開からチャンスを作るシーンが想定以上に少なかったとのことで、「セカンドボールをずっと取られていたので、状況は苦しかったです」とこぼしている。
とはいえ、手中に収めた勝ち点3。27日の第2節コスタリカ代表戦に勝利すれば、決勝トーナメント進出の可能性もある。酒井は交代時に足を痛がる様子を見せていたが、「それは分からないので、検査結果含めて(判断することになる)。でも26人の素晴らしい選手たちがいるので、次に向けて良い準備をしていきたいです」と味方への信頼を口にしている。
