日本代表FW浅野拓磨が、カタール・ワールドカップ(W杯)初戦のドイツ代表戦へ意気込んでいる。
23日に初戦のドイツ戦が迫る日本。浅野は本大会前に負傷したことでメンバー入りも危ぶまれたが、招集リストに名を連ねると、17日の国際親善試合カナダ代表戦では先発してハーフタイムまでプレーした。
浅野は自身の状態が問題ないと強調している。
「(UAEで行われたカナダ戦は)カタールよりもキツい、気温も湿度も高い中でやれたので、コンディション的には上がっています。練習の中でもやれることはやっているので、試合は間違いなく走れると思います。チームのために全部を出し切れる準備はできています」
一方でドイツのことは「弱点はあまりないチーム」と称す。それでも、日本の長所を生かすことが重要だと語った。
「日本のスピードはどの国を相手にしても武器になる。そのスピードを生かした献身的なプレーであったりチームのために全員走るとか、間違いなくどのチームよりやれる自信があります。僕自身もそこを武器にしているところもあるので、そこさえ全員が自信をもってプレーし、なおかつ相手よりも強い気持ちで走って戦えれば、自ずとチャンスはやってくるかなと思います」
また、試合はドイツが押し込む中で日本がカウンターを狙う構図になるとの予想もある。浅野が起用された場合は裏抜けからGKマヌエル・ノイアーと一対一になる可能性もあるが、その状況についてあまり考えすぎてはいないようだ。
「今試合を想像して言えることは、思い切ってシュート打つことだけしかイメージしていません。その時、その瞬間にどういう判断するかっていうのは、自分でも分からない。ただ今言えることはチャンスがあればどんな状態でもシュートを打ちますし、コースとか技術とかそんなの関係ないという気持ちで押し込もうかなと思っています」
