現役時代にアーセナルなどで活躍したジャック・ウィルシャー氏は、ルートン・タウン指揮官就任が迫っているようだ。
2008年に16歳でアーセナルのトップチームデビューを飾ると、若くして驚異的なパフォーマンスを見せて瞬く間にスターダムにのし上がったウィルシャー氏。育成組織出身で多くのファンから愛された“天才”だが、その後は度重なるケガに苦しむと、ウェストハムやボーンマスでのプレーを経て、2022年夏にデンマークのオーフスGFで現役引退を決断した。
引退後は指導者の道へと進んだウィルシャー氏は、2022年11月から古巣アーセナルのU-18チームを率いると、マックス・ダウマンやマイルズ・ルイス=スケリー、イーサン・ヌワネリらの成長に大きく貢献。その手腕が高く評価され、2024年10月にはノリッジにアシスタントコーチとして引き抜かれた。翌年4月からは暫定的に指揮官も務めたが、シーズン終了後に退団。現在はフリーとなっている。
そんなウィルシャー氏だが、ルートン指揮官就任が迫っている模様。移籍専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両者はすでに合意に達しており、13日には正式に発表される可能性が高いようだ。
2023-24シーズンにプレミアリーグから、そして2024-25シーズンにチャンピオンシップ(イングランド2部)からも降格したルートン。現在リーグ1(イングランド3部)を戦っているが、今年1月に3年半の契約で就任したマット・ブルームフィールド監督を6日に解任。新監督を探していた。そして、ウィルシャー氏に指揮を託すことになるようだ。




