日本代表MF遠藤航はドイツ誌『キッカー』のインタビューに応じ、ドイツ代表の強みなどについて言及した。
カタール・ワールドカップ(W杯)前に所属クラブのシュトゥットガルトのリーグ戦で脳震とうを起こした遠藤。21日のオンライン取材で自身の状態が問題ないことを伝え、日本が23日の初戦で臨むドイツ戦にも出場できるようだ。
そんな遠藤だが、インタビューではそのドイツ戦に向けて「大会の1試合目は基本、非常に大事です」とその重要性を強調。「ドイツ戦で勝ち点3を獲得できるか否かは、グループ突破を左右し得ますからね」と指摘すると、「選手としてドイツに勝つ可能性はあると考えます。そういうマインドを持たないと、勝ち点3を奪うのは困難でしょう」と意気込みを語った。
ドイツ代表メンバーで脅威とみる選手を問われた遠藤は「リロイ・サネとジャマル・ムシアラが今のところ一番危険なプレーヤーだと思います。本当に調子が良さそうで、最も警戒すべき選手です」とバイエルン・ミュンヘンのアタッカーたちの名前を挙げる。また、ドイツと日本のそれぞれの特徴も語った。
「ドイツはバランスがとても良いプレースタイルだと思います。パス回しが上手いし、攻撃への切り替えも非常に速やかです。その反面、我慢強く耐えることができ、ボールコントロールやスピーディーなカウンター攻撃を仕掛けるのも上手いです。さらにピッチのあらゆるゾーンからゴールを決める能力も有しますね」
「僕たちもドイツと似ているところがあり、例えばチームのバランスが良いです。守備ではコンパクトなブロックをつくり、そこからカウンターに移ることができ、パス回しも同じようにできると思います。そして、チームスピリットの高い、良いグループでもあります」
さらに、ベスト8進出を目標に掲げる遠藤は「ドイツのチームをリスペクトしています。特に僕に関しては、強力なチームであることを知っていますので」とも言及。一方で、「僕たちのメンバーの多くは現在ブンデスリーガやほかの欧州リーグでプレーしており、一定の自信はつけています」と話し、対戦に向けて自信をのぞかせた。
