元イングランド代表のガレス・サウスゲート氏は、現代サッカーにおける監督の役割について持論を展開した。
2025-26シーズンも折り返し地点に突入した欧州サッカー界だが、2026年は激動の始まりに。新年が明けてからわずか12日間で、マンチェスター・ユナイテッド(ルベン・アモリム)、チェルシー(エンツォ・マレスカ)、レアル・マドリー(シャビ・アロンソ)と3つのメガクラブが指揮官交代を敢行している。
そうした中で、2016年~2024年夏までイングランド代表を指揮したサウスゲート氏が自身の『LinkedIn』アカウントで持論を展開。現代サッカーにおける監督の役割が変化していると分析した。
「クラブ幹部(アモリム)、クラブスタッフ(マレスカ)、あるいは選手(シャビ・アロンソ)との権力闘争が最終的に名監督の退任の根本的な原因となった」
「監督の権限に対する侵食は、緩やかなプロセスだった。フットボールダイレクター、テクニカルダイレクター、スポーツダイレクターといった役職の導入によって、この傾向は加速している。これらの職は現在、長期的な戦略を監督してCEOまたはオーナーに直接報告する。構造的にはヘッドコーチの上位に位置している」
サウスゲート氏はこうした変化について「異論はない」としつつ、「マネージャー」から「ヘッドコーチ」への変化によって立場が厳しく問われるようになったと指摘している。
「一部のファンは役割が単純化された(ただ選手を指導すればいい)と考えているようだが、実際はその逆だ。さらに、現代の選手は管理するのが複雑(ブランド化しているため)で、クラブの経済的な負担や従来型メディアとSNS双方の容赦ない監視が加わっている。問題とプレッシャーが重層的に絡み合う状況が生まれている。マネージャーからヘッドコーチへと肩書が変わることで、権力と地位が微妙に、時には意図せず移行することもこの状況を悪化させている」
