20220526_Ibrahimovic(C)Getty images

粉骨砕身の王者、ミランFWズラタン・イブラヒモヴィッチ「半年間、左ヒザの靭帯がないままプレーしていた」

ミランFWズラタン・イブラヒモヴィッチが、自身のインスタグラムを通じてこの半年間の苦しみを吐露した。

2020年冬の移籍市場でミランに復帰し、結果やメンタリティをもって若いチームをけん引し続けたイブラヒモヴィッチ。2021-22シーズンは負傷に苦しんで公式戦27試合の出場にとどまったが、セリエA制覇にとって欠かせない存在となっていた。

そして、25日には手術を受け、7カ月から8カ月程度の長期離脱を強いられることを発表。「外側支持機構の補強と半月板の修繕とともに、前十字靭帯の再建を通して関節の不安定性を改善するための関節鏡術」だったことが明かされており、無事に成功したことも伝えられている。

翌26日、イブラヒモヴィッチは自身のインスタグラムを更新。以下のようなメッセージを投稿した。

「この半年間、左ヒザのACL(前十字靭帯)がないままプレーしていた。半年間、ヒザが腫れていた。半年間、チームと一緒に練習できたのは10回だけだった。半年間、20本以上の注射を打った。半年間、週に一回ヒザを空にし続けた。半年間、毎日痛み止めを飲んだ。半年間、痛みでほとんど眠れなかった」

一方で、チームメイトや指揮官との約束を果たせたことに満足感を示している。

「ピッチの中でも外でも、俺がこれほど苦しめられたことはなかった。だが不可能を可能にしてみせた。俺の頭の中には、チームメイトと監督に約束したイタリア王者となるということしかなかったんだ。今日、俺は新しいACLともう一つトロフィーを手にした」

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