ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、育成年代の試合中に不適切な態度を示したとして物議を醸している。イタリア『Il Messaggero』が報じた。
1-2で敗れた2月28日のセリエA第24節クレモネーゼ戦で執拗な抗議により退場となり、2試合ベンチ入り禁止処分と1万ユーロの罰金が科されたモウリーニョ監督。度々過激な言動が世間を騒がせる同指揮官だが、そのクレモネーゼ戦直前にも問題視される出来事があったようだ。
伝えられるところでは、U-14年代のローマとラツィオによるダービーマッチが2月26日に開催され、モウリーニョ監督はその試合を観戦。そして、試合中にラツィオ側のU-14選手がPKを決めた際にブーイングを浴びせ、ローマが2-1でリードした場面では負傷したふりで時間を使うよう選手たちに促したという。
最終的にローマが勝利し、モウリーニョ監督はトップチームの選手とともに祝賀会に参加してU-14選手たちを祝福したが、当然ながらラツィオ側は試合中の出来事に不満を抱いていたとのこと。U-14ラツィオを率いるトビア・アスンマ監督は、「あなたはそんなことで監督になったのではないだろう」との批判を浴びせたと報じられている。
