サウジアラビアの強豪アル・ヒラルは、レアル・マドリーFWロドリゴの獲得を目指しているようだ。
近年の移籍市場でクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)やカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)などスーパースターを次々に国内リーグへ迎え入れ、2034年にはワールドカップ開催が決定的となっているサウジアラビア。そして世界最大のサッカートーナメント開催へ向け、方針転換を図っているという。
スペイン『マルカ』は、「最初の戦略は偉大なレジェンドと契約することだったが、今度は絶頂期のスター選手を引き付けることを目指している」と指摘。そして、アル・ヒラルがレアル・マドリーで活躍するブラジル代表FWロドリゴの獲得を狙っていると伝えている。
同メディアによると、アル・ヒラルは27日の段階でレアル・マドリーへオファーを提出。具体的な金額は明らかではないが、移籍金は1億ユーロ(約160億円)以上だったと予想されている。さらに選手の契約総額も1億ユーロ以上になることは決定的で、サウジ・プロ・リーグ史上最高額の給与を準備しているようだ。そのうえで、2034年ワールドカップのメインイメージとして起用したい考えであるという。
しかし『マルカ』は、移籍実現は「容易ではない」と指摘。2028年まで契約を残すロドリゴは、レアル・マドリーでタイトルを獲得し続けたいと考えており、幼少期からファンであったクラブでの成功を熱望。現時点で、他のクラブに移籍することは考えていないと伝えられている。そのため、今回の移籍市場での契約成立は現実的ではないと予想されているようだ。
そのうえで『マルカ』は、「しかしサウジアラビアは止まらず、ヨーロッパ全土のスターを追いかけ続けている」と指摘しており、新たなスター選手の引き入れに熱心であると伝えている。




