フランクフルトは30日、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニが練習参加を拒否したことを公にした。
昨夏にフランクフルト入りしたコロ・ムアニは昨シーズン、公式戦46試合に出場して23ゴールを記録。フランスA代表にも招集されるようになった24歳のストライカーに関しては、今夏の去就が取りざたされてきた。
とりわけ先日には、パリ・サンジェルマンから7000万ユーロ+1000万ユーロ(計:約127億円)の巨額オファーが届いたが、1億ユーロを望むフランクフルトが拒否したことが伝えられた。そんな中、ドイツ『スカイ』によれば、クラブと2027年までの契約を残すコロ・ムアニ自身も「パリ・サンジェルマンから史上最高額のオファーがあったことは周知の事実だ。パリへの移籍は僕にとってまたとないチャンスだ。僕はパリに移籍したいし、首脳陣にもそのことを伝えてある」と移籍希望を表明した。
そんな中、フランクフルトは30日、翌日に開催されるヨーロッパカンファレンスリーグのプレーオフ2ndレグ、レフスキ・ソフィア戦に向けた練習の参加をコロ・ムアニが拒否したことを公表。フランクフルトのスポーツディレクターを務めるマルクス・クレシェ氏は「私たちが知っているランダル(の行動)ではないし、我々は本来の彼の性格を知っている。彼には今、多くのことが迫っており、そのことでこういう行動に出たようだ。だが、それは間違っている」と失望感を示し、コロ・ムアニ抜きで試合に向かうことを明らかにした。
「我々は彼抜きでレフスキ・ソフィア戦に臨む。今回の彼の行動が移籍交渉に影響を与えることはない。今、大事なのはソフィアとの大事な試合だ。これがクラブにとっての最優先事項であり、非常に重要だ。我々のチームは質が高く、試合に向けて完全に集中している」


