元スペインサッカー連盟(RFEF)会長ルイス・ルビアレス氏は、性的暴行容疑で有罪判決を受けた。
問題が起きたのは2023年8月20日の女子ワールドカップ決勝戦。スペインが初優勝を飾ったあと、ルビアレス氏はセレモニーでジェニフェル・エルモソに対してキスを行った。しかし、ルビアレス氏は同意の上だったと主張した一方で、エルモソは一貫してそれを否定。法廷でもそう証言している。
そしてルビアレス氏と、エルモソに対して同氏の主張を支持するように圧力をかけたとされる3人は、2月頭から2週間にわたって裁判にかけられ、20日に性的暴行容疑で有罪判決を受けることに。1万ユーロ(約157万円)以上の罰金を科せられた。
また、検察は1年間の懲役刑を求刑していたものの、禁固刑はなし。さらに強姦罪では無罪となったようだ。一方で、エルモソから200メートル以内に近づくことや1年間の連絡は禁止、さらに精神的賠償額として3000ユーロ(約47万円)、エルモソの訴訟費用半額を支払うことが命じられている。
なお、ルビアレス氏に対して国際サッカー連盟(FIFA)は、2023年8月に暫定的な資格停止処分を課すと、昨年1月には3年間のサッカー活動禁止処分下している。
