リヴァプールは20日、リチャード・ヒューズ氏の新スポーツディレクター就任を発表した。
先日、クラブを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)のフットボール部門最高責任者 (CEO)に、以前スポーツディレクターを務めていたマイケル・エドワーズ氏が就任したリヴァプール。2010年代から始まった名門復権の立役者を呼び戻すことに成功していた。
リヴァプールは今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任がすでに発表されており、新時代へ向けエドワーズ氏の下で着々と準備が進められていることが伝えられていた。そして20日、ヨルグ・シュマートケSDの後任として、ヒューズ氏を次期SDに任命したことを発表。現在44歳のヒューズは、先日ボーンマスのテクニカルディレクターを退任。その時点でリヴァプール行きは噂されており、2024-25シーズン開幕に先立って6月1日に正式に任務を引き継ぐことになった。
元スコットランド代表のヒューズ氏は、ポーツマスとボーンマスで主にミッドフィルダーとしてプレーし、キャリア通算で300試合以上に出場。そしてエドワーズ氏がチーフ・アナリストを務めていた際、ポーツマスで選手としてプレーした経験を持っている。
ヒューズ氏はリヴァプールSD就任について、次のようにコメントしている。
「このような機会を与えられたことを、とても誇りに思う。 リヴァプールFCはユニークなクラブであり、そのクラブにこのような形で奉仕する機会を与えられたことに感謝している。この組織が誇る豊かな歴史について語られるのは当然だが、私が本当に興奮するのは現在と未来だ。 ユルゲン・クロップは素晴らしいチームとチームを率いているし、若手選手への献身やトップチームへの道筋も素晴らしい」
「このポジションに就くことに伴う期待と責任は十分に承知している。 マイケル(エドワーズ)と協力し、すでにいるフットボール・オペレーション・チームやアクサ・トレーニングセンターのスタッフを率いて、的確な決断を下すことが私の仕事になる。チームが勝利し、サポーターを興奮させることができるような良い決断をしなければならない。 リヴァプールが長い間うまくやってきたことであり、その恩恵は誰の目にも明らかだ」
また、エドワーズ氏もヒューズ氏のSD就任を受けて次のように語った。
「リチャードがこの極めて重要なポジションに加わることに同意してくれたことを嬉しく思う。私の半生において、仕事上でも個人的な立場でも彼のことを知っている。彼は間違いなくリヴァプールFCの最高の価値を体現する人物だ。 私は彼を完全に信頼している」
「彼は卓越した判断力を持ち、自分が代表を務める組織に利益をもたらす賢明な決断を下してきた実績がある。リチャードも私も、このようなクラブのためにこのような立場で働くことの責任の重さを認識している。 リチャードがこの極めて重要なポジションに加わることに同意してくれたことを嬉しく思う」
「ユルゲンが今後築き上げていくべき遺産を残すことは誰の目に見ても明らかだ。そして、重要な決断を下し、我々を明るい未来に導くため、輝かしい未来へと前進させるリーダーシップを発揮できるリチャードという適任者がいる」
「この夏、リヴァプールはひとつの大きな成功の幕を閉じるが、ここにいる全員の目標は、また新たな成功の幕を開けること。そしてリチャードについては、この目標を達成するのに適した人材を得ることができたと確信している」



