リヴァプールは20日、リチャード・ヒューズ氏が新たにスポーツディレクターに就任することを発表。『The Times』のリヴァプール特派員ポール・ジョイス氏が詳細を報じている。
先日、クラブを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)のフットボール部門最高責任者 (CEO)に、以前スポーツディレクターを務めていたマイケル・エドワーズ氏が就任したリヴァプール。2010年代から始まった名門復権の立役者を呼び戻すことに成功していた。
リヴァプールは今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任がすでに発表されており、新時代へ向けエドワーズ氏の下で着々と準備が進められていることが伝えられていた。そして20日、ヨルグ・シュマートケSDの後任として、ヒューズ氏を次期SDに任命したことを発表。現在44歳のヒューズは、先日ボーンマスのテクニカルディレクターを退任。その時点でリヴァプール行きは噂されており、2024-25シーズン開幕に先立って6月1日に正式に任務を引き継ぐことになった。
そして『The Times』は、来季へ向けての新体制が整ったことで、リヴァプールは新監督探しに本格的に着手したと指摘。後任有力候補とされるシャビ・アロンソ監督(レヴァークーゼン)について、ヒューズSDは同指揮官の代理人イニャキ・イバニェスと関係性があるようだ。
また、別の候補としてロベルト・デ・ゼルビ監督(ブライトン)の名前も挙がっているが、ヒューズSDはボーンマス時代の2022年に同指揮官の招聘に動いていた模様。クラブのオーナー交代などを理由に実現はしなかったが、接触はあったという。
その上で『The Times』は、新SDとなるヒューズ氏と関係のある上記2名の指揮官がクロップ監督の後任最有力候補と予想した。新体制が発足する中、今後の動向に注目だ。



